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2004.01.17

人は、変われる。

自己啓発セミナー 相談掲示板の「あれま」という記事で見つけた話題。 一度コンテンツがなくなっていた、自己啓発セミナーのETLジャパンのWebページが復活している。 トップのページの最終更新日は2003年12月27日だ。

ETL(教育技術研究所)ジャパンは、日本最初の自己啓発セミナーのライフダイナミックス、後のアーク・インターナショナル(1999年に日本から撤退)の流れを汲む団体。 元アーク・インターナショナルの社長 菅原恭二氏と北川家により設立された団体である。 北川家といえば、ETLジャパン以外にも、北川慈敬のはじめたニューエイジ的な側面を持った宗教団体かむながらのみち(参考: 北川慈敬著、『内なる神を求めて -- 北川慈敬とかむながらのみち』、今日の話題社、2000年)、人気デュオ「ゆず」の北川悠仁と話題にことかかない。

アーク・インターナショナルと北川家の関係は、アーク・インターナショナルを取材した久保博司著、『人は、変われる。 -- 内側から見た自己開発セミナー』、プレジデント社、1993年にも書かれている。 久保博司氏は、警察の問題に切り込んだ著書が多く、最近は詐欺の問題も取り上げているが、『人は、変われる。』ではどちらかというと自己啓発セミナーに好意的だ。 現在、当時のことをどう思っているのか、非常に興味がある。

さて、『人は、変われる。』に出てくるのは、まず、北川敬子こと、かむながらのみちの教主・北川慈敬。 インタビュー当時、彼女は神道と真言宗醍醐派の影響を受けている解脱会の幹部だった。 彼女は、セミナーを受講したことで「人は宗教とセミナーの二つを持つべきです」「わたしは解脱会の中にいながら、解脱会にとらわれなくなりました」などと述べており、これは現在のETLとかむながらのみちの姿を暗示しているようだ。 彼女にセミナーをすすめた夫の北川和男氏は、当時、北川精密工業の社長だったが、主要社員にセミナーを受講させたと『人は、変われる。』には記録されている。

彼らの子どもが、現在 ETLジャパンの代表、そして真言宗醍醐派金剛山成就院住職でもあり、更にNLP(神経言語プログラミング)のプラクティショナーでもある北川大介氏と、ゆずの北川悠仁氏。

ETLジャパンのWebページでは、いわゆる自己啓発セミナーの三段階(Basic、Advance、三段階目)と卒業後のコースが紹介されている。 特に、三段階目のライフクリエイトコースでは、ベーシックへ何人勧誘するかという「エンロール目標」を設定することが明言されているばかりか、なんとその説明まで用意されている。 ここまで公式に主宰者側からWebページで明言されたことはたぶんなかったと思う。 しかし、この説明の内容は、これまで第三段階の参加者に対し、セミナー会社から行われていた説明と大差はない。 これまでにも、「実際に世の中で役に立つ実習をやった方がいい」「可能性を開くことを教えている自己啓発セミナーなのに、他の実習プログラムを開発する可能性を自分たち自身では探求していないのはおかしい」などの批判が受講生からあった。 エンロールの実習にここまでこだわるのはなぜなのだろうか。

なお、ETLジャパンの経営者のうち数人が、かむながらのみちの代表者であることも明言されている。

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