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2004.01.18

神社若奥日記

岡田桃子著、『神社若奥日記 -- 鳥居をくぐれば別世界』、祥伝社黄金文庫、2004年を読む。

この本は、大阪の艮の方角にある、とある長い歴史を持った小さな神社に嫁いだライター岡田桃子さんによる、神社生活のノンフィクション。 この本の中のほのぼの系のイラストは、元イラストレーターで、現在、神社の禰宜をなさっている夫の岡田広幸さんが担当しているという、非常にアットホームなつくりの本だ。

この本を読んでみると、つくづく小さな神社とかお寺の仕事というのは、宗教性以上に、地域の人たちの交流の場の提供なのだと感じられる。 それだけに、神主や僧侶の家族の役割は非常に重要だ。 その仕事は、気配りであり、人付き合いであり、(通常の何倍、何十倍もの)家事なのだ。

大阪の人情が感じられて、神社に詳しくなれる楽しい本だった。 実際に、この神社に行った人のページをみていたら、自分でも行ってみたくなった。

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コメント

 本州の果て,青森の神社はおもしろい。鳥居に豪華な藁細工の飾りが掲げられている。藁製宝船や,暖簾仕立ての組紐など,注連縄の芸術品だ。これは,大晦日までに新しいものに架け替えられている様子。もちろん作業を担っているのは,氏子衆と考えられる。このような民間の伝統技能は,人口減少,世代間交流が失われることで,いつしか消え去るかもしれない。時間を作れたら,この芸術作品を,製作者と一緒に写真に収めておきたいものだと思う。関連して,津軽には津軽塗りがあるが,未だ津軽塗りの鳥居といったものに出くわしたことがない。もちろん耐久度なども考えると,高価な品を風雪にさらすのはいかがなものかとも思えるが,そんなものがあれば,単純にすごいと思う。なお,宵宮などで,津軽三味線演奏会が行われるところなど,青森ならではといったものを感じて,ローカルな人々の遊びの場,社交の場としての神社が確かに息づいているのを感じる。

投稿: Mew | 2004.01.18 14:26

鳥居と言えば、赤ですね。豪華絢爛な模様入りだと、密教っぽい雰囲気になりそう。

それはともかく、まだまだみちのくには、地域の人と人とのコミュニティが生きているということでしょうか。反面、近所づきあいだ、町内会だ、なんだと、わずらわしい側面も、あるかもしれませんけれども。

投稿: ちはや | 2004.01.19 00:31

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受信: 2005.01.19 23:24

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