はちみつペアグラス
天原ふおん、『はちみつペアグラス』、白泉社 花とゆめCOMICS、2004年を読む。
天原ふおんの作品の特徴は、カルチャー・ギャップがあるふたりの恋の物語。 とってもすごい力を持っていたり、特殊な境遇にある男の子、そしてちょっと世間知らずな女の子。 その女の子が、いろいろ悩んだり、失敗したり、けんかしたりしながら、ギャップを乗りこえて、男の子と愛をはぐくんでいく。
今までの多くの作品はファンタジーだった。 しかし、今回の『はちみつペアグラス』は、日・伊ハーフで大手貿易会社の社長子息で、タレントでもあるジュリオくんと、大学に入ってすぐに結婚した鞠子ちゃんが主人公。 また、今までの多くの作品では、結ばれるまでが描かれていたが、今作では結ばれてからが描かれている。
でも、作品の魅力は変わらない。 天原ふおんの作品を貫いているのは、その人を好きだという気持ち、そして相手を信じること。 読んでいてあたたかい気持ちになる。
わたしは、この作品を、病気で寝ながら読んだ。 そして、少しだけ元気をもらえた。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント