ソフトウェア工学とコンピュータ ゲーム
ルディ・ラッカー著、中本浩訳、『ソフトウェア工学とコンピュータ ゲーム』、ボーンデジタル、2004年(関連ページ)を購入。
ルディ・ラッカーと言えば、『ソフトウェア』をはじめとする《バッパー》4部作などで有名なSF作家。 また、彼はサン・ジョゼ州立大学のコンピュータ・サイエンスの先生でもある。 その作風は、サイバーパンクという文脈で紹介されることがある。 しかし、個人的には、どうしてもサイバーパンクなんていうジャンルに収まるような小説ではないと思う。 ちなみに、わたしの個人的なベスト3は、『ホワイトライト』、『空を飛んだ少年』、『ウェットウェア』。
そのルディ・ラッカーが、大学の授業用に学生向きに書いたテキストが、本書のベースになっている。 この本で解説されているのは、MicrosoftのVisual C++による2D、3Dのグラフィカルなゲームの設計とプログラミング。 それもUMLなどを用いたオブジェクト指向による、実践的な開発方法だ。 評価自体は、640ページもある(価格も税抜き7000円)本書を通読しないとなんとも言えないところ。
なお、"Rudy Rucker Portal"を見ると、最近、ラッカーは親子で楽しく活躍している様子がうかがえ、とてもほほえましい。
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