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2004.01.11

ファンタジー・ブックガイド

石堂藍著、『ファンタジー・ブックガイド』、国書刊行会、2003年を買う。

この本は、一人の著者によるファンタジーのブックガイドで、400冊ちかくのファンタジー小説が紹介されている。 取り上げられている本の種類には、SFや児童書、日本のものも含まれ、最近のものまで載っている。

これらの本を、著者が独断で紹介。 それがおもしろいと感じられるかどうかが、この本の好き嫌いが別れるところかもしれない。 そういえば、最近改訂された荒俣宏の『新編別世界通信』は、幻想小説を独断のセレクトで紹介する本だったが、これに比べると『ファンタジー・ブックガイド』の方が紹介文は短く、紹介する本の数は多い。

ファンタジーを読むということは、わたしにとっては、演劇を見ているときにも似ているが、隣り合っていて、時たま交差するような気持ちになる向こう側の世界と触れ合うことだ。 また、読んだこともないような不思議な本と出会える機会にもなっている。 これからも、そんなファンタジーと出会える紹介書が出ることを期待したい。

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