式神の城II
PlayStation2のゲーム、『式神の城II』、タイトー、アルファ・システム、2004年をプレイする。 いそがしくて、発売されてから、約1週間近く、ゲームを一度も起動していなかった。
《式神の城》シリーズは、アルファ・システムが開発し、タイトーが販売し、アーケードなどを中心に展開しているシューティング・ゲームである。 2001年に『式神の城』が出て、2003年に『式神の城II』が出た。 この間に、無印の方は、コンシューマ機であるPlayStation2、Xbox、それからPC機であるWindows版が出ている。 IIの方は、GameCube、PlayStation2版が出て、今度DreamCastとXbox版が出ることになっている。
このゲームでは、プレイヤーは、式神を操る人間(?)のキャラクターを操り、東京上空に出現した「ねじれた城」の事件を解決するために戦う。 特徴は、普通のシューティング・ゲームにある通常の弾、ボムによる攻撃の他に、式神攻撃というのが存在していることだ。 それは、通常「式神」という言葉で連想されるものとは随分異なり、巨大な剣を出現させて振り回す攻撃だったり、術者を守護する式神が勝手に敵を攻撃してくれるものだったり、人工衛星からの極太レーザー攻撃だったりする。 この式神攻撃の種類は、キャラクターによって異なっていて、その性質も全く違う。 異なったキャラクターを使った場合には、ゲームが全く変わった様相を呈するのだ。
とりあえず、下手の横好きなシューティング・ゲーマーであるわたしは、逃げた好きな男を、持ち前の速い足で、一途に追っかけるニーギでプレイしている。 あの無口な先輩をつかまえたら、何て言ってやろうかと考えながら。
なお、わたしのようなへたれプレイヤーと異なって、シューティング・ゲームで高得点を競うプレイヤーにとっては、シューティング・ゲームは「出題される問題を全部暗記して立ち向かう試験」になる。 つまり、そのような勇者(廃人?)は、どの瞬間に(When)、どこに(Where)、どの敵が(Who or Which)出現し、どんな攻撃(How)を仕掛けてくるかを把握する。 そして、自分なりの解法の方程式を組み立て、慣熟し、それをゲーム機の上で再現するのだ。 だから、そういう人たちにとって、シューティング・ゲームをアーケードからコンシューマなどに移植するとき、その移植度は大きな問題になることもあるらしい。 なにやら、PlayStation2版でも、この移植度は、たとえば開発元のアルファ・システムの式神の城IIの掲示板で、NO.10897に続くスレッドなどで話題になっている。 世の中いろいろな人がいるものと、しみじみ。
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