NEF形式
Nikonの一眼レフ・タイプのデジタル・カメラでは、JPEGやTIFF以外にも、撮影の生の詳細なデータであるRAWデータ(参考: Adobe.co.jpの「RAWファイルとは?」)であるNEF(Nikon Electronic Format)形式で、撮影画像を保存できる。 このNEF形式のデータは、Nikonが出しているNikonViewかNikonCapture、あるいはAdobe Photoshopの旧版にCamera Rawプラグインを導入するか、最新版のPhotoshop CSを使えば取り扱うことができる。
このNEF形式のデータを大量に取り扱う必要があって、なんとか自動化できないかと試行していた。 一番、お手軽には、Photoshopのアクションを記録する機能を使って自動化することなのだろうが、残念ながらCamera RawプラグインもCSも手元にはすぐに用意できない。 Nikonのソフトの場合には、AppleScript最新版で可能になった、GUIアプリケーションをコントロールするUI スクリプティングを使って、自動化するという方法もないわけではないが。
それで、一番自動化しやすいコマンドラインのツールはないだろうかと探してみたのだが・・・。 Dave CoffinさんのRaw Digital Photo Decoding in Linuxというページで、88種類ものRAWデータをPPM形式に変換できるCのプログラム、dcraw.cを発見。 ページのタイトルには"in Linux"となっているが、それ以外のプラットホームでも問題なく使うことができる。 それで、試してみたのだが、どうも画像がぼやけたような印象(錯覚か?)に、また撮影時の情報が詳細に記されているExifデータが失われてしまうのがいまいち。 なかなかうまくいかないらしい。 場合によっては、カメラのメーカーが提供しているツールよりも高いクォリティの出力が得られるといったケース(ただし、Nikonのものではない)もあるにはあるらしいのだが。
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