« だれも猫には気づかない | トップページ | そらのひかり »

2004.03.29

聖譚曲

田口順子著、『聖譚曲(オラトリオ) 空想戯画0000』、中央公論新社 CNコミックス、2004年を読む。

田口順子は、RPGやファンタジー、SFなどの本の表紙、カード、パッケージなどの絵を多数手がけている人。 この『聖譚曲』は、彼女の画力のすごさを本当に見せつけてくれた。 全ページ、信じられないくらいの密度の絵でうまっている。

さて、ストーリーは、創造神ユノ・タウジェは、世界にオルド族とヒト族を創った。 オルド族は、巨人で優れていて、世界を統べていたが、創造神に叛逆を企てる。 ユノ・タウジェは、オルド族を滅ぼし、ヒト族の世界として、やり直すことにしたが・・・というもの。

ノアの箱船をモチーフにしたようなストーリーである。 なお、この巻は、世界設定を紹介するものらしく、基本的なストーリーしか語られていないが、興味深い伏線が多数用意されている兆しが見える。 来年の春に『真紅の偶像 空想戯画1460』が発売予定とのこと。 非常に待ち遠しい。

|

« だれも猫には気づかない | トップページ | そらのひかり »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 聖譚曲:

« だれも猫には気づかない | トップページ | そらのひかり »