神の系譜 特別篇 竜の秘密
西風隆介著、『神の系譜 特別編 竜の秘密』、トクマ・ノベルズ、2004年を読む。
埼玉県南を舞台に、神の血を引く天目マサトを中心として、歴史部のメンバー土門巌と麻生まなみ、そして麻生まなみの異母兄で認知心理学者の火鳥竜介が、歴史と神仏の謎を解き明かしていくのが、《神の系譜》シリーズで、既に6冊の本が出ている。
本書は、これまでの6冊の作者自身による解説本である。 このシリーズは、読んでいると、とにかくうんちくとややこしい謎解きに埋もれてしまうので、これまでのお話を振り返るという意味で、少なくともわたしにとっては、とても意味がある一冊になった。 これまでのお話で出てきた場所や、関連するものの写真が、白黒ながらも多数収録されているところもいい(カラーの口絵だったらもっとよかったかも)。
このシリーズ、謎の敵が出現し、神の秘密の一端が見えてきたという感じで、これからまだまだ盛り上がりそうで、次巻以降にも期待。
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