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2004.05.01

まっすぐ天へ 1

的場健著、金子隆一協力、『まっすぐ天(そら)へ (1)』、講談社 イブニングKC、2004年を読む。

これは、『サイコドクター』などの漫画作品のある、的場健による、軌道エレベーターの宇宙開発漫画。 日本における衛星打ち上げ失敗、アメリカにおけるデブリ(宇宙を高速で漂うゴミ)によるシャトル墜落などの事故の影響で、宇宙開発の前途に暗雲が立ちこめてしまっているという設定で、軌道エレベーターの話が展開される。 舞台は、現代だが、カーボンナノチューブによって強力な引っぱり強度をもった物質フラロンが開発されたという設定である。 このフラロンの話は、ラリィ・ニーヴンの『リングワールド』などに出てくるヴァリアブル・ソードもかくやという感じで紹介される。

話は、飛騨翔一という、一人の日本宇宙開発局の職員を主人公に進むが、途方もない建設計画に、国家間の政治力学など、個人の力量を超えた問題が続出する。 果たして、この壮大な物語は、どうなるのか。 次巻に期待。

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