BR II/ブリッツ・ロワイアル (2)
以前、1巻を取り上げた、富沢ひとし漫画、高見広春原案、『BR II/ブリッツ・ロワイアル (2)』、秋田書店、2004年を読む。 いきなり、伏線も未消化に見えるのだが、2巻で終わっている。
この作品は、中学生が拉致されて、孤島で殺し合いの実戦訓練をさせられるというお話。 前の巻では、クラスの仲間のため、演習で薬中毒の軍人たちとバトルすることになったわけだが、そのバトルに勝利してみるとと、仲間の一人は消え、演習に対して採点が行われ、点数に応じて待遇が施されることに。 かくして、凶悪な戦闘をくぐり抜けた主人公たちは、仲間たちからも羨望の念と恨みを買うことになる。 そんな中、第一回目の試験が・・・というお話。
とにかく、残酷さと極限状態での利己心と薬を描きまくって、伏線が消化されずにエンドという感じ。 原案もこんな感じだったのかどうなのか、果たしてこれが想定していた終わり方だったのか、非常に気になる。 この演習も、「何か大きな計画」により遂行されているような描写もラスト付近であるが、論理的には人減らしと薬中毒者の養成以上の結果をもたらすことはなさそうな気も。
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