あの素晴らしい日ペンの美子ちゃんをもう一度
岡崎いずみ+mico secret service著、『あの素晴らしい日ペンの美子ちゃんをもう一度』、第三文明社、2004年を読む。
この本は、少女マンガ雑誌や学習雑誌などの巻末で有名な「日ペン(にっぺん)の美子(みこ)ちゃん」の謎本。 著者は、かつて『磯野家の謎』などに携わり、現在ではアニメやゲームのノヴェライズの仕事をしている人だ。
この本では、実は4代目までいた日ペンの美子ちゃんを、「2ページの漫画+2ページの解説」という形式で解説していく。 日ペンの美子ちゃんに懐かしさを感じる人は、たぶん満足できると思う。 ただ解説の手法は、謎本の定番でもあるのだが、ひょっとすると、漫画であるがゆえのギャグを行うための誇張など、特異な例をひろいすぎているのではないかという気もちょっとした。
個人的には、美子ちゃんと言えば、矢吹れい子(中山星香)先生の初代(1972〜1984年)のイメージだけど、実際に読んでいたのはひろかずみ先生の4代目(1988〜1999年)がたぶん一番多いのだろうなと思った。 今見るとピカチュウっぽいペットを従えている(p.70の漫画はピカチュウのコスプレに一瞬見えた)、まつもとみな(佐藤元)先生の3代目も捨てがたいかも。
ところで、この本、第三文明社から出ているが、その辺の事情も興味深い。
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