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2004.05.15

うそとホント

ブリジット・ラベ、ミシェル・ピュエシュ著、高橋啓訳、『哲学のおやつ うそとホント』、NHK出版、2004年を買う。

《哲学のおやつ》シリーズは、子ども(といってもシニアくらい)向けの新書サイズの本で、現在3冊出ており、本書『うそとホント』(同時収録「しあわせとふしあわせ」)の他に、『生きると死ぬ』(同時収録「知ってると知らない」)、『ゆっくりとはやく』(同時収録「笑うと泣く」)がある。 どれも90ページ強で、比較的すぐに読める。

これらの中では、特に『うそとホント』に収録されている「しあわせとふしあわせ」が秀逸だったと思う。 しあわせとかふしあわせとかいうものは、自分の状態に対する自分の解釈だ。 だから、これらには不確定さがつきまとう。 ものの考え方次第で、同じことでも、しあわせに思えたり、ふしあわせに思えたりする。 他者との比較で、しあわせに感じたり、ふしあわせに感じたりすることもある。 ここで、しあわせやふしあわせは解釈の問題だから、解釈の方を変えればしあわせになれるとか、そういう問題を極端に単純化したバカなことを言ったり、安易な解決方法を示さないのが、本書の立派なところだと思う。

他人の意見ではなく、自分でこうしたらしあわせになりそうと思えることを、自分にできるところから、ちょっとずつでもやってみる。 しあわせの青い鳥は、天空遥かな魔物うごめく塔の頂上にいるのではなく、身近なちょっとした、でも着実な努力とともにいるのかもしれない。

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