虚数霊 1
むらかわみちお著、 『虚数霊 (1)』、バーズコミックス、2004年を読む。
むらかわみちおと言えば、『還相』や『Ringlet』などの独特の雰囲気を持った作品が有名。 本書は、そのむらかわみちおによる、皆川ゆかの〈運命のタロット〉シリーズの虚数精神論の設定をバックグランドとした連作短篇コミックス。
富士山の噴火で廃墟と化した東京で、骨董品屋を営む少女レナを中心として話が展開される。 この作品では、虚数精神論の発達により、モノにどのような思いが込められているかが数値化して測定可能になり、大切な思いが込められたモノほど価値が認められるという設定になっている。
少女レナや、彼女が連れているAI内蔵のぬいぐるみ・くうたんの過去等、これからますます面白くなりそう。
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