オブジェクト指向でなぜつくるのか
平澤章著、『オブジェクト指向でなぜつくるのか -- 知っておきたいプログラミング、UML、設計の基礎知識』、日経BP社、2004年を読む。
本書は、オブジェクト指向の今日的な全体像を把握するのに適した本だった。 具体的なプログラムの書き方とかは書いていないので、そちらを希望する人には向かない。
はじめてオブジェクト指向の本を読むと、見慣れない用語がいきなりたくさん出てきて混乱したり、何のために用意されているのかわからない機能がいくつもあって、とまどうことがあるかもしれない。 特に、いきなりアプリケーションのつくり方に入るような本の場合、とにかくこういうふうに書くと、こうなって、こんな感じに簡単なアプリができましたというふうなっていて、応用して独自のアプリを作ろうとした途端に、全体的な方針がよくわからずに途方に暮れるかもしれない。
個人的には、簡単に全体像を知りつつ、具体的なプログラミングを行うのが効率がいいと思っている。 その全体像をつかむというのには、いい本だったと思う。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント