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2004.07.03

いわくいいがたいコンサート

とある音楽家による史跡における無料コンサートに行った。 ・・・のだが、途中で席(?)を立った。

このコンサート、とあるNPOが主催で、県やラジオ局が後援していたりする。 しかし、そのNPOはとある会社内に事務所があり、その会社では真の自分を取り戻すとかいう講座を個人や経営者向けにやっている。 その会社と講座の主宰者が今回のコンサートの演奏家である。 また、その会社の代表に帰依したシャーマン系の女性がいて、NPOの代表をやっているが、彼女はとある王朝の子孫を名乗っている。

今回のコンサートは、座席はなく、みんな思い思いに、草っぱらに腰掛けていた。 隣で、「こんにちは」という声がして、振り向いたが、わたしに声をかけたのではなかったらしい。 2人組の中年の女性が、中年の夫婦の女性の方に声をかけていた。 彼女たちは知り合いらしい。 2人組の女性たちは、相手の人に、「あなたは何かいろいろと付いているので、今日のコンサートを聴いて、とれるといいね」といった主旨のことを言ったり、「先生の本なの。すばらしいから、是非読んで。わたしの本なので、ところどころ線がひいてあるけれど」と本を渡したり、非常に感動するといってコンサートのDVDを渡していた。 「じゃあ、わたしたち、あそこで聴くから」と言って、スタッフ席らしきところへ去っていった。 また、わたしの近くで、別な中年の女性が、携帯で友人に電話をかけ、「これからコンサートがはじまるところ。ねえ、近くに住んでいるんだし、是非来てごらんよ。真の自分に目覚めるかもよ」などと話していた。

コンサートが始まる前には、NPOの代表の女性により、来場者に対する口上と宗教的な詩のようなものの朗読の入り交じったものが詠み上げられた。 コンサートでは、大きな音響機器を使って、空気振動で、聴衆の体をふるわせていた。 即興演奏ということだが、曲の形になる以前の段階のもの。 会場からはパラパラと帰る人も。 日が暮れて気温が下がり、帰る人が更に増えはじめたところで、無料とはいえ、風邪をひくのには見合わないと考え、帰ることにした。

果たして、最後まで残った方々は、風邪をひかなかったのだろうか。 着物で着飾って草原に座っていた中年の女性。 寒くて、しいていたビニールをかぶってしまったおばあちゃんとおじいちゃん。 タオルを肩からかけ、体を寄せあっていた幼い女の子たちとおかあさん。 炎天下向きの格好をした若いカップル。 招待席に座っていたスーツの人たち。 うーん、試練だね。

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