水源
アイン・ランド著、藤森かよこ訳、『水源』、ビジネス社、2004年を買う。
アイン・ランドは、「世間に理解されない理想を追いかける孤高の人間」を描いたとも、「独りよがりで自尊心ばかりが肥大した困ったちゃん」を描いたとも言われる。 そのアイン・ランドの長編小説は、この『水源』と『肩をすくめたアトラス(Atlas Shrugged)』の2冊が有名だが、その内の片方が今回遂に翻訳されたので購入した。
この『水源』は、二段組で1000ページを超える、長編小説。 ゲイリー・クーパーとパトリシア・ニールの出演で、1949年に映画化もされている。 日本での公開名は「摩天楼」。 果たして、小説の出来はどうなのか、楽しみ。
なお、アイン・ランドの「客観主義」カルトにおけるドタバタは、マイクル・シャーマー著、岡田靖史訳、『なぜ人はニセ科学を信じるのか (1) -- 奇妙な論理が蔓延するとき』、ハヤカワ文庫NF、2003年で取り上げられている。
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