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2004.08.19

クレープを二度食えば

文庫本の整理をする。 その際に、とり・みき著、『クレープを二度食えば -- 自選短篇集』、ちくま文庫、2000年を見つけて読み返した。

この本では、タイトルになっている「クレープを二度食えば」と「あしたのために」がよかった。 前者は、進研ゼミの「中三チャレンジ」に連載していた、タイムトラベルもので、いいお話になっている。 当時の流行のキーワードが出てきて、今それを読むとノスタルジックに感じられるのも、いい感じ。 「あしたのために」は自伝的作品で、共感を覚える。

ところで、整理中に、山上たつひこの『喜劇新思想大系』の講談社+α文庫版を発見する。 これは、当時、完全復刻(って、どのバージョンの?)をうたっていた。 ところが、最近、『喜劇新思想大系』の完全版というのが出ていたことを思い出す。 Amazonの紹介ページを見て、収録作品を比較してみた。 すると、収録の順序も大きく異なるし、作品数も違う。 わたしは、『喜劇新思想大系』には思い入れがあまりないので、完全版はたぶん買わないと思うが、記念碑的な作品であることはたぶん間違いなく、この完全版の意味はありそう。

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