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2004.08.25

絵のデジタル撮影

絵をデジタル・カメラで撮影する。

絵のデジタル・データが、はたしてオリジナルの色に近ければいいのかどうかは微妙なところ。 たとえば、ほとんどの本やポストカード、複製画は、きっとオリジナルの絵よりも鮮やかで濃淡がはっきりしていて、紙の変色などもないように見えるように作られていることだろう。 色だって、全然違う。

とは言え、商品ではなく、保存という観点から見れば、オリジナルの色のままデジタル化することにも意味があると思われる。 というわけで、普通のデジタル・カメラでどのくらいオリジナルの色のデータが再現できるかを調べてみた。

まず、ちゃんとした人が光源を設定して、撮影対象に均一に光が当たるように調整。 それを一眼レフのデジタル・カメラの撮影する。 このときに、デジカメ用のカラーチャートも同じ撮影条件で撮影しておく。 これが「色の測量用のスケール」に相当する。

Photoshopで画像を開いて、TIFF形式でプロファイルを埋め込まないで保存する。 ProfileEditorという高価なソフトで、カラーチャートの写ったTIFFファイルを読み込んで、デジカメのICCプロファイルを作る。

PhotoshopでTIFFの画像を開き、対応したプロファイルを指定し、色のモードをLabにして保存する。 これでデジタル・データは完成。

これだと、データはコンピュータの中にしかないので、どのくらいオリジナルに近いのか比較しにくい。 というわけで、プリンタでプリントしてみる。

まず、プリンタでプリンタ用のカラーチャートを印刷。 そのカラーチャートを測色機で測定して、プリンタのプロファイルを作成する。 これが、プリンタの色の出力特性表みたいなもの。 測色機やプロファイル作成ソフトは高価なので、それがない場合には、メーカーが提供しているデフォルトのプロファイルを使うことも一応できる(あまり適切でない場合があるが)。 このプリンタのプロファイルを使って、デジタル・データをPhotoshopで印刷。 このとき、データの解像度などをプリンタにあわせて、プリントアウトが実物大になるように調整しておくと便利。

このプリントアウトとオリジナルを見比べてみた。 元の絵があまり鮮やかな色を使っていないせいか、だいたいそっくりな色に。 ここで、注意しなくてはいけないのは、プリンタでは出ない色もあるということ。 あと、比較するときの環境光が変わると、同じ色が別な色に見えたり、その逆もあったりすること。

ポイントは、撮影時の光をちゃんと管理すること、プロファイルを活用することかも。

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