沙門空海唐の国にて鬼と宴す 3
夢枕獏著、『沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ三』、徳間書店、2004年を読む。
この巻では、玄宗皇帝と楊貴妃を巻き込んだ謀反事件のより深い真相が語られる。 この事件が発端となって、50年後の現在(物語中で)に、怪異が起こっている。
宮中の人たちのそれぞれの思惑が交差して、結果的に、とんでもない事件になっていくという過程が見事に描写されているのにはびっくり。 まだ、パズルのピースは全部そろっていないが、それは次の最終巻で明らかにされるはず。
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