天使の時空船 1
松本零士著、『天使の時空船 -- レオナルド・ダ・ヴィンチの伝説 (1)』、嶋中書店 アイランド・コミックスPrimo、2004年を読む。
これは、松本零士の1990年代中期の作品を、最近コンビニ等で扱っている紙質があまりよくないコミックスのシリーズとして出版したもの。
お話は、未来、人類の住む大銀河系が宇宙の崩壊断面に落ち込みかけていて、その危機を救えるのはレオナルド・ダ・ヴィンチだけという調査結果が出る。 そこで、ダ・ヴィンチのものと思しき血液からクローンを作ろうとするが、科学者グループの一人マミヤは、それが許せず、機械を破壊してしまう。 代わりに、過去に行って、ダ・ヴィンチに付き添って学んで来ると言い遺して、旅立ってしまう。 以降は、更に未来からきたクリスティンとともに、ダ・ヴィンチの成長に付き添っていくというもの。
『天使の時空船』は、今回はじめて読んだのだが、結構、よかった。 松本零士の最近の作品は、中途半端になっていたりして、敬遠していたが、少なくともこの作品は1巻目の段階では、期待できそうな雰囲気。 「コミックトム」に4年ほど連載されていたこの作品、最後まで、この調子でいってくれるといいのだけれど。
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