はじめのコーチング
ジョン・ウィットモア著、清川幸美訳、『はじめのコーチング -- 本気の「やる気」を引き出すコミュニケーションスキル』、ソフトバンクパブリッシング、2003年を読む。
原題は、"Coaching for Performance -- Growing People, Performance and Purpose, 3rd. Ed."。 著者は、元プロ・ドライバーで、現在は英国でパフォーマンス・コンサルタンツ社を設立したという人。
本書の内容は非常に簡単に言えば、それぞれの人は非常に大きな可能性を持っているので、自分で責任を持って、自分で考えて、行動してくれればうまくいくというもの。 そのために、現在の状況に意識を集中するような問いかけや、将来こうなりたいねというビジョンを作り、楽しく真剣な人間関係を築こうという感じ。 ティモシー・ガルウェイのスポーツに関する「インナーゲーム」の考え方に多くを負っている。
ということなのだが、どうも非常に楽観論のような気も。 そのようにマネージメントするための方法論も、提示されているもので十分なのかはよくわからない。
しかし、「コーチング」と題された本を何冊か読んだが、それらの間で、ほとんど内容が一致していないというのは・・・。
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