gift
古川日出男著、『gift』、集英社、2004年を読む。
『13』や『アラビアの夜の種族』など、どれを読んでも驚かされる古川日出男の最新短篇集が本書。 本当に短い19編のお話が、収められている。 タイトルは"gift"、すなわち「賜物」。 どれも、どこか向こう側とつながっているような、そんな感じのする話だった。 向こう側との接触は、本能が目覚めて鋭く突き抜ける感じだったり、ある日ぽっかり底が抜けているような感じだったりいろいろなのだが、どれもどこかおかしい。
『ボディ・アンド・ソウル』も読みたい気分に。
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