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2004.11.07

ハスタール

ふと目についた本棚で眠っていた伏見健二著、『ハスタール』、電撃文庫、2001年を読む。

これは、クトゥルーの設定のもとに書かれた小説。 小学生の頃、伝説のカブトムシをつかまえようとして、邪神への生け贄にされ、殺されてしまったらしい少女を発見してしまった三國高人。 その日から、何かが変わってしまっていた。 そして、その事件から、数年後、その少女とおぼしき転校生が目の前に現れ、再び、周囲に不穏な気配がたちこめる・・・というお話。

たった、3年ちょっと前のライトノベルなのに、読んでいて、随分、不思議な感じがした。 妙に、濃い描写が多いというか、なんというか。 最近のライトノベルは、ライトノベルという言葉がぴったりするくらい、描写もキャラクターも設定もあっさりしているようなイメージがある。 いや、これは時代やジャンルのせいではなく、伏見健二という作家特有のことなのだろう。

どうにも過剰な物語を読むことができて楽しかった。 本棚を片付けてよかった。

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先日、伏見健二の『セレファイス』、『ロード・トゥ・セレファイス』、『ハスタール』を読んで興味を持ち、本棚にささったままになっていた、朱鷺田祐介著、『クトゥルフ... [続きを読む]

受信: 2004.12.25 00:45

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