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2004.12.23

エマージング 2

外薗昌也著、『エマージング (2)』、講談社 モーニングKC、2004年を読む。

これは、以前に1巻を取り上げた作品の完結編。 日本で新型ウイルスによる感染症が突然発生して・・・というお話。

新型の感染症が発生し、それがすごい勢いで広まっていく予兆が、前巻では描かれた。 この巻では、それが拡大の途を辿り、日本はパニックに陥る。 感染者は、肌が破れ、血をまき散らして倒れる。

どこまでも最悪の展開が描けるこのテーマ。 一端広げた風呂敷をどうたたむかが、ある意味一番難しい。

この作品では、結局、それを、免疫を持った人の発見と血清という形で決着をつけ、ハッピーエンドへとつなげた。 そういう意味で、突き抜けた感じがしないのだが、現実的に平和にストーリーを終わらせるためには、これしかなかったのかもしれない。

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