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2004.12.31

物語消滅論

大塚英志著、『物語消滅論 -- キャラクター化する「私」、イデオロギー化する「物語」』、角川oneテーマ21、2004年を読む。

本書の主張はこんな感じだろうか(誤読していたらごめんなさい)。

物語にはパターンがあり、そこにいくつかの属性をはめ込むことで、実はかなりの割合作ることもできてしまう。 にもかかわらず、人を動かしてしまう力を持っている。 また、私というものがうまく確立できないという問題もある。 それらの処方箋として、近代文学や文芸批評が使えるかもしれない。

うーん、とは言え、最後の部分、具体的にどういうことなのかが見えないので、何とも言えないのだけれど・・・。

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2004.12.30

今日の聖地

有明20041230

昨日は雪で大変だったようだが、今日の東京ビッグ・サイトは、天気もよく、むしろ会場内の混んでいるところでは暑いくらいだった。

りんかい線で駅についたのは12時過ぎ。 会場には、待たずに入れた。

普段は混んでいないところを回ったのだが、今回は下手をすると、何を売っているのかを確認するのも困難な状況も一部ではあった。

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2004.12.29

片付けと買い物と明日の天気

部屋の片付けと買い物をする。

けっこう、この時期、洗濯ものが乾かないので、難儀した。

その他には、買い物にでかける。 今年の年末年始は、いくつかの銀行でシステム更新のために、利用できないという事情があるので、あらかじめお金をおろす。 それから、年末に読みたい本が怒濤のように出てしまっていたので、書店に行って、購入する。 後は、明日に備えて防寒の装備の用意。

この時期、雪が降るのも珍しくはないものの、コミケ会場で降られると、入場や交通機関で並んだりするのが、極端にハードになるので、注意が必要。 今日、でかけた人は、相当に困った様子。

明日は、天気が悪くなさそうなので、寒さの方の対策を十分に練った。

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2004.12.28

エクセル・サーガ 13

六道神士著、『エクセル・サーガ (13)』、少年画報社 ヤングキングコミックス、2005年を読む。

『エクセル・サーガ』は、現代のおたく系マンガの自己パロディ的要素を強く持った作品だ。 そして、「悪の秘密組織」vs.「正義の秘密組織」という構図を持っている。

悪の秘密組織・理想推進機関アクロスは総帥イルパラッツォに率いられている。 この組織は、この総帥と、ほとんど役に立たない女幹部だけで構成されている。 一方、正義の秘密組織は、お役所の一部として、蒲腐(かばぷ)博士に率いられ、正義のヒーローっぽい装備を与えられている。

この作品は、ここに至るまで、ほとんど話は進展しなかった。 延々と、アクロスの女幹部で主人公のエクセルを主に中心として、登場人物たちの魅力をドライビング・フォースに物語が繰り返されてきた。 たとえば、エクセルを主人公とした回では、総帥イルパラッツォへの敬愛と、作戦の失敗、赤貧生活を、ドタバタのギャグ、しかもこのジャンルへのセルフ・パロディの順列組み合わせ再生産といった形式が取られてきた。

ときたま、善悪ともに、どう見てもダメダメなメンバーに見えるものの、実はほとんどすべての人物が何らかの必然性を持って集められたこと。 どちらの組織も、トップは非常に強力な切り札を隠し持っているらしいが、なんらかの事情で使えないこと。 それゆえ、確信犯的に、構成員に愚劣な作戦を遂行させていること、などなどが、断片的に語られてくるだけだった。

『エクセル・サーガ』は、壮大な背景がありながら(いや、実はないのかもしれないが)、ギャグに主眼を置いたため、背景のほんの一部だけを語るのにさえ、12巻も費やしてきたという、異様な作品なのだ。

ところが、本書に至って、ようやくというか、背後に隠された設定が本格的に語られ始めてきた。 超古代文明のオーバーテクノロジーを擁した組織同士の戦いであること。 片方の目的は、オーバーテクノロジーの消滅であること。

ところがだ。 それらの設定でさえも、実は組織のトップによる単なるでまかせに過ぎないのかもしれないと、示唆される。 つまり、更なる秘密が隠されている可能性があるのだと、読者をあいかわらず宙ぶらりんにした引きをやっている。

思わず、先日、久しぶりに42巻が出た『ガラスの仮面』を連想してしまった。 「果たして、マヤの紅天女の舞台は描かれる日は来るのか?」 それをパロディで戦隊ものとしてやっているのが、この作品なのでは? と楽しませてくれる。

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2004.12.27

同人誌バカ一代 イワえもんが残したもの

岩田次夫著、『同人誌バカ一代 -- イワえもんが残したもの』、久保書店、2005年を買う。

本書は、3月にガンで亡くなられた岩田次夫氏、通称イワえもんが、商業誌、同人誌、パソコン通信など、さまざまなメディアに書いたものをセレクトした本。 この本を読むことで、コミケと同人誌の世界がよく見えて来る。

表紙を見ればわかるが、本棚の写真が写っており、これは全部同人誌だ。

本の話と言えば、荒俣宏の数億円をつぎ込んだ本の蒐集の話が、竹熊健太郎氏の「たけくまメモ」「荒俣宏先生の引越しを手伝ったこと(1)」ではじまるエントリーで読めてすごい。

それはそれですごい。 しかし、金額では全然かなわないだろうけれど、同人誌ではこれ以上の人はまずいないだろうというのが、イワえもんだ。 なにしろ、蒐集した本は全部で5万冊近いという。 一回のコミケで数十万円の同人誌を買い、年間数千冊のペースで買い続けたという。 これがどれほど異常なことかは、コミケの現状を知らないとわからない。

コミケの開場は10時である。 しかし、人々は早朝から長蛇の列を形成して並んでいる。 徹夜は禁止され、始発で来るように指導しているくらい、たくさんの人が一刻も早く会場に入りたがる。 売り手やスタッフには、サークルチケットというものが配布され、これを持っていると、並ばずに、しかも先に会場に入れる。 このため、近年オークションでの取引が問題になっているくらいだ。

それほど、早く入場したがる理由は何か?

さまざまな制約をかかえている同人誌には数に限りがある。 売り切れる前に、欲しい本をゲットしなければならないからだ。 早ければ昼前に完売してしまう本だっていっぱいある。

そうでなくても、1分間に売りさばける数にも限界がある。 人気がある団体の同人誌を買うには、長時間並ぶ必要が出て来る。 人気のある同人誌を多数手に入れようとすると、開場時間の10時から4時までのたった6時間の間に効率的に活動する必要がある。 そして、読みを誤ると、その本は手に入らないのである。

そんな状況だから、買う側も多人数で共同して分担しあって、買い漁り、後で交換したりするようなことも行われている。 更に、レアな同人誌を所持目的ではなく、オークションや同人ショップで売りさばくために、同じ列にエンドレスで並んで購入する人もいる。

これだけのいろいろな制約の中で、数千冊の同人誌を買い漁ることが、金額はもとより、どれだけ困難なことか。 人脈に努力に目利きに強引に財力のすべてが必要だ。

そんな偉業(?)を成し遂げ続けたイワえもんによるコミケの話やマンガ・同人誌評論が本書だ。 ここに立ってはじめて見えることも、きっと多いことだろう。

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2004.12.26

クリスマス/旧約聖書<全四冊>

クリスマスのプレゼントに帽子をもらう。

前から、帽子が欲しかったが、客観的に自分に似合う帽子というのがイメージできなかった。 今回はそういうわけで選んでもらった。

たとえば、鏡で見た自分と、電気店などでビデオカメラに写った自分を見ると随分違う。 だから、装飾品が本当に自分に似合っているかどうかは、別に帽子に関わらずわからないと思う。 しゃべり方とか表情とかにもそういうところがきっとあって、自分で思っているのと、他人に見えているものでは、随分違うのではないかと思う。 前に、テレビに出たときに、ビデオを撮っておいてもらえば、自分の中では、これらのことが検証できたかもしれなかった。 ちょっと残念。

ところで、書店に行ったら、3月に翻訳が完結したばかりの新しい訳の岩波書店の『旧約聖書』の4分冊版の1冊目「律法」が出ていた。 収録されているのは、「創世記」「出エジプト記」「レビ記」「民数記」「申命記」。 1月に出た『新約聖書』と同様な仕様の出版形態で、ソフトカバーが5,460円で、机上版が7,350円。

あまりに早く縮刷版が出てしまったので、ハードカバー15冊のバージョンを購入したわたしとしては複雑な気分。

でも、もしも、そちらのバージョンで持っていなくて、多少読みにくくなろうとも原文に忠実で、最新の研究の成果が活かされていて、多数の注釈が施されているという、旧約聖書を手に入れたいという人にはおすすめ。

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2004.12.25

休養の結末

結局、12月12日に復活宣言をしたものの、大事をとって、2週間ほど、ほとんどウェブログ関係の更新はしなかった。 更新用のエントリーは下書き状態で全部あるので、そのうち全部埋まると思う。

なにしろ、本質的に原因は何も解決されていないのだから、当然と言えば当然だった。

この間は、他のウェブログの閲覧もあまりしていない。 おかけで、RSSリーダを使っているが、これで2週間分の更新を読もうとしたら、えらい量のエントリーの増加に悩まされた。

休養期間中は、できるだけ気楽に本を読んだり、ゲームをしたりしていた。 それも、なるべくライトなものを。 おかげで、結構、重要だと思える本が積み上がってしまっている。 でも、なんか、精神的に安定していないときというのは、勝手に気持ちが暴走して、いろいろとアディクティブなことをしてしまう。 今回も何件か・・・。

仕事の方は、仕事の方で、年末の超ハード・スケジュールだったので、せめて気分的に楽にならないと保ちそうになかったのだ。 けっこう、ぼーっとしていたので、仕事の面では、いろいろご迷惑をかけたと思う。 ご迷惑をかけた方々には、深く謝りたいと思う。

それから、支えてくれた方に深い感謝を。 ありがとう。

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2004.12.24

DIAMOND15

DREAMS COME TRUE、『DIAMOND15』、ユニバーサルJ、2004年を買う。

今月の頭はいろいろとハードで、頭からすっぽり抜け落ちていたことが多い。 このアルバムも出ているのをすっかり忘れていた。

12月8日発売のアルバムを購入しようとして、近くのTSUTAYAに行くと、どうも初回限定版は既に売り切れらしい。 大型電気店でも同様。 初回限定版は、通常版より価格が500円程度高く、ジャケットの仕様が多少異なり、ミュージッククリップがDVDで付いているという。 それなら、やっぱり初回限定版が欲しい。

仕方がないので、ネットでいろいろとサーチしても、基本的に全部売り切れだった。 こういうときは、逆に町の小さなCDショップに残っている可能性があるので、何件か回ってみた。

回ってみると、かつてのように、しばらくの間ヒットチャートに上っているという感じでもなく、売り場面積も大きくない。 店によっては、通常版も品切れになっているところもあった。

運良く、何気なく初回限定版が置いてあるところを見つけ、購入した。

聴いていると、時を感じられた。

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2004.12.23

エマージング 2

外薗昌也著、『エマージング (2)』、講談社 モーニングKC、2004年を読む。

これは、以前に1巻を取り上げた作品の完結編。 日本で新型ウイルスによる感染症が突然発生して・・・というお話。

新型の感染症が発生し、それがすごい勢いで広まっていく予兆が、前巻では描かれた。 この巻では、それが拡大の途を辿り、日本はパニックに陥る。 感染者は、肌が破れ、血をまき散らして倒れる。

どこまでも最悪の展開が描けるこのテーマ。 一端広げた風呂敷をどうたたむかが、ある意味一番難しい。

この作品では、結局、それを、免疫を持った人の発見と血清という形で決着をつけ、ハッピーエンドへとつなげた。 そういう意味で、突き抜けた感じがしないのだが、現実的に平和にストーリーを終わらせるためには、これしかなかったのかもしれない。

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2004.12.22

年賀状

「年賀状は12月24日までに出しましょう」とかいうのが目について、年賀状を作成した。

近年は、年賀状のムックがいっぱい出ている。 素材集から、水墨画、日本画、グラフィックデザイナーによる絵が収録されたものなどなど。 もはや、自分の手づくりにこだわらなければ、印刷所に頼まなくても、インクジェットプリンタさえ持っていれば、かっこいい年賀状を作ることは十分可能だ。

ただし、インクジェット・プリンタは、印刷時間やコストの面から、非常に大量の印刷には向かないので、そういうときは印刷所に頼んだ方がいい。

話は戻って、売られているムックだが、意外に年賀状作成ソフトが同梱されていない。 よく見ると、「以下のソフトを持っていれば使えます」というのが、表紙にこっそり書かれていたりして注意が必要だったりする。 もっとも、ソフトが付いていると、あまりパソコンに詳しくないユーザが毎年異なった年賀状作成ソフトをインストールしてえらいことになる可能性もあるので、どっちがいいかは微妙なところ。

こういう、普通の人にとって「頻繁に使用しないが、長いインタバールをおいて、定期的に必要になる」ソフトというのは、アップグレードや乗り換えの費用、データの引き継ぎ(特に住所録)などが問題になる。 毎年、違うソフトで住所録を全部再入力したりする羽目になるのは是非避けたい。

結局、宛名の印刷は、実はLaTeXとか、InDesignとか、Wordとか、Excelあたりが最適解だったりするのかもしれないけれど。

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2004.12.21

TeX+PHP+データベースによるPDF自動生成サーバの構築/運用

ミッチー@rootbox著、『TeX+PHP+データベースによるPDF自動生成サーバの構築/運用』、技術評論社、2004年を買う。

本書は、Webから在庫商品管理などのデータベースをコントロールし、その帳簿などの出力をPDFで生成する方法を解説した本だ。

けっこう、Webからデータベースをコントロールするというシーンは、今日では、あちこちで見られる。 通販、ウェブログ、チケット予約、地図検索、etc.。 しかし、Webの情報を印刷しようとすると、ブラウザの限界や差異で、あまりきれいに印刷することができなかったりする。 XSL-FOなどもあるが、なかなかフリーでは十分なシステムを作るのは面倒だ。

本書はでは、いきなり割り切って、LaTeXで、PDFを作ってしまう。 PHPでPDFを出力することもできないわけではない。 しかし、それはかなり面倒だ(実は、XSLの場合も書くのが面倒だったりする)。 それならいっそ、LaTeXで作ってしまえばいいじゃないかという、非常に現実的な解を採用している。 これは、シンプルで非常に実用的だ。

ただし、この場合、よくWeb+データベースで使われるLinux(あるいはFreeBSD)、Apache、MySQL(あるいはPostgreSQL)、PHP(あるいはJava)という組み合わせ以外に、LaTeXの知識が必要となる。 LaTeXは、結構、科学論文の分野では使われているが、特殊な技も含めるとかなり膨大な過去の蓄積があり、ちょっと敷居が高いところもある。 本書では、その辺は、かなり割り切って紹介している。

ちょっと気になったのは、項目がオーバーフローしてはみ出した場合の対処と、印影の処理(EPSファイルで用意)。 よくわからないのだが、ハンコのデータって、印刷したものでいいのだろうか。

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2004.12.20

カリスマ 1

新堂冬樹原作、八潮路つとむ構成、西崎泰正作画、『カリスマ (1)』、双葉社 アクションコミックス、2004年を読む。

本書は、新堂冬樹著、『カリスマ (上・下)』、徳間文庫、2004年(ハードカバーは2001年)のコミックス化したもの。 この本は持っているのだが未読なので、とりあえずコミックスが出たので、まずはこちらを買って読んでみた次第。

まずは、冒頭の物語がすごい。 自分の祖母の病気が原因で、とあるカルトに、母が入信。 人が変わったようになり、家庭は地獄と化す。 ただの日常的な風習でさえ、その宗教では悪魔的な行為と見なされることがある。 もちろん、批判者は悪。 世界は、自分たち善と悪の一大戦争が行われており、悪は最も身近なものたちにも忍び寄り、取り憑いているのだ。 この家庭崩壊の構図は、世界の終末予言をはずしまくっていることでは伝統と定評がある某団体を彷彿とさせる。

こうなるともう、通常の日常生活は送れない。 会話や議論の余地はなくなり、家庭は崩壊。 (結局何の話をしても他に興味がないからカルトの話になったり、生活習慣が異なったりして、非常にうざい人になってしまうため)近所や友人・知人も疎遠に。 ますます、カルトにしか居場所はなくなる。

最終的には、精神病院に入れようとした夫を刺し殺し、自らの内の悪魔をえぐって取り出そうとして、体を包丁で切り刻んで死んでしまう。 ちなみに現実にも、包丁でえぐるまでいかなくても、過去に、取り憑いた狐や悪魔を祓う目的で、叩いて殺してしまった事件というのはかなりある(しかもそのまま、埋葬せずにミイラ化させたりというのも・・・)。 これがプロローグだ。

そして、それをまざまざと目の前で見せつけられた子どもが、およそ30年後、自分がそのような教団の教祖になってしまうというのが、第1巻の内容。 物語ならではの誇張などもあるが、実際にはどこかで聞いたことがあるような話が多い。 現実にも、ここまでではないかもしれないが、このような光景が展開されている可能性が十分にあり、暗澹たる気分になった。

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2004.12.19

ラブラブしっぽ図鑑

天原ふおん著、『ラブラブしっぽ図鑑』、花とゆめCOMICS、2004年を読む。

本書は、女の子が男の子と出会って何かが変わるファンタジーマンガで人気がある、天原ふおんの日記マンガ。 犬やハムスターやスナネズミとの生活をほのぼのと描いている。 天原ふおんタッチの動物のかわいい描写がたくさん読めて楽しい。

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2004.12.18

斬魔大聖デモンベイン 機神胎動

鋼屋ジン原作、古橋秀之著、『斬魔大聖デモンベイン 機神胎動』、角川スニーカー文庫、2004年を読む。 本書は、先々々日から紹介していたゲーム『デモンベイン』の古橋秀之による外伝小説

本書は、デモンベインの前日談。 デモンベインは、覇道財閥を築いた覇道鋼造が、災悪の日の到来を予想して、用意した鬼械神という設定だった。 その覇道鋼造が、デモンベインを用意していく過程で、ある魔術アイテムを巡って、魔術結社と戦いになるのが、本書のメイン・ストーリーとなる。

覇道鋼造は、先見性に富んだ、まさにアメリカの鋼鉄王。 彼は、的確な投機で得た資金を活用し、蒸気機関、鉄道、飛行船、潜水艦、解析機関、更には魔道の品々にまで手を広げていく。 すべては、その日の来ることを確信し、魔術師の魂を削ってしまう従来の鬼械神でない、科学と魔術の融合した新しい鬼械神デモンベインを作ろうとするため。

個人的には、クトゥルフ神話の作家の一人オーガスト・ダーレスと、バイロンの娘であり、チャールズ・バベッジの解析機関への関わりにより、世界最初のプログラマとも呼ばれるオーガスト・エイダ・ラブレイスの名を併せ持つ、オーガスト・エイダ・ダーレスという破天荒な女性の活躍が楽しく読めた。

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2004.12.17

斬魔大聖デモンベイン 明日への翼

鋼屋ジン原作、涼風涼著、『斬魔大聖デモンベイン -- 明日への翼』、角川スニーカー文庫、2004年を読む。 これは、先々日から紹介しているゲーム『デモンベイン』のノヴェライズの最終巻。

本書では、前巻で復活したデモンベインと『ネクロノミコン』のオリジナル『アル・アジフ』により、魔術結社アンチクロスを撃退。 しかし、クトゥルフ復活計画が実現されてしまう。 世界の終わりを食い止める戦いが、本書の中心となる。 それとともに、より大きな神々の物語への扉が開き、永い戦いのヴィジョンが語られる。

これで、『デモンベイン』のノヴェライズは完結だ。 クトゥルフ神話+巨大ロボット+美少女ゲームという組み合わせを、がっちり力ずくで作品に仕上げたところがすごい。 クトゥルフ神話の設定と違うとかいう問題もあるところもあるが、これだけおもしろい作品だったら、OKという気も。 もっとも、ゲームの方は、1プレイ20時間くらいはかかるらしいので、購入を躊躇してしまうけれど。

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2004.12.16

斬魔大聖デモンベイン 魔を断つ剣

鋼屋ジン原作、涼風涼著、『斬魔大聖デモンベイン -- 魔を断つ剣』、角川スニーカー文庫、2004年を読む。 これは、先日紹介した『斬魔大聖デモンベイン -- 無垢なる刃』の続刊。

前巻で、デモンベインは軽く大破してしまい、『ネクロノミコン』のオリジナル『アル・アジフ』は力を失ってしまう。 しかも、そのデモンベインを破壊した敵の首領も、クーデターであえなく死亡。

本書では、魔術結社アンチクロスが、覇道財閥を本格的に壊滅しようと乗り込んで来る。 デモンベインを魔道書なしで動かしたりと、ギリギリの瀬戸際の戦いが繰り広げられる。 また、それとともに、登場人物の過去が、他のクトゥルフ作品とリンクされながら語られる。 そして、戦って、戦った最後の最後に一条の光が・・・という秀逸な展開

次巻の最終巻に期待。

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2004.12.15

斬魔大聖デモンベイン 無垢なる刃

先日紹介した、『クトゥルフ神話ガイドブック』の日本編で紹介されていたゲームに『デモンベイン』がある。 そのノヴェライズの第1巻である、鋼屋ジン原作、涼風涼著、『斬魔大聖デモンベイン -- 無垢なる刃』、角川スニーカー文庫、2003年を読む。

『デモンベイン』は、PC版が最初にあり、後にPlayStation2版が作られたが、はっきり言ってPC版は18禁のゲームだ。 このゲームでは、クトゥルフ関係の魔道書(『ネクロノミコン』『ナコト写本』『無名祭祀書』など)が美少女として出て来る。 そして、その美少女である魔道書と、魔術師は契約を結ぶ。 更に、偉大な魔道書と魔術師の組み合わせは、鬼械神(デウス・マキナ)という、巨大魔術ロボットを呼び出して使うことができる。 このゲームでは、魔道書は、いわば、永野護のコミック、FSS(ファイブ・スター・ストーリーズ)に出て来る生体コンピュータ・ファティマのような存在だ。 そして、ゲームは、巨大ロボットものになっている。 もちろん、ヒロインが何人かいて、彼女たちをどう口説いて、エッチをするかという美少女ゲームでもあるが。

この設定を、前述の『クトゥルフ神話ガイドブック』で読んで、驚き、早速ノヴェライズを購入してみた次第。

設定としては、アーカム・シティで、クトゥルフを甦らせて世界を支配しようとする魔術結社アンチクロスと、その野望を砕くため科学と魔術を融合したはじめての鬼機神デモンベインを擁する覇道財閥が戦うというもの。 しかし、そのデモンベインを起動するためには、力のある魔道書が必要。 昔、魔術をかじったことがある私立探偵大十字九郎が、その調査を依頼され、結果として『ネクロノミコン』のオリジナル『アル・アジフ』と出会い、契約し、デモンベインのパイロットになるというもの。

第1巻では、これらのイントロが語られ、デモンベインのパイロットとして大十字九郎が認知されていく過程が描かれる王道パターン。 そして、ラストの引きは、敵の首領マスターテリオンに軽くひねられ、すべての希望が潰えたか!? というもの。

ストーリーの展開がよくて、かなり気に入った。

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2004.12.14

クトゥルフ神話ガイドブック

先日、伏見健二の『セレファイス』『ロード・トゥ・セレファイス』『ハスタール』を読んで興味を持ち、本棚にささったままになっていた、朱鷺田祐介著、『クトゥルフ神話ガイドブック -- 20世紀の恐怖神話』、新紀元社、2004年をパラパラとめくっている。

朱鷺田祐介は、昔、SF関係のファン活動をしており、最近ではTRPG方面での活躍が目立つ人。 本書は、まさにクトゥルフ関係のガイドブックになっている。 ラブクラフト、そして後継者たちの作品を紹介し、用語・資料集が付いている。 特徴は、新しい作品もフォローされていること。 そして、日本の作品も50ページ以上に渡って、詳しく取り上げられていることだ。

全体像が見えにくいクトゥルフものをうまく紹介していると思った。

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2004.12.13

マルチの女王スペシャル -- 闇のカラクリ商法編

川崎三枝子作画、紀藤正樹原作、『マルチの女王スペシャル -- 闇のカラクリ商法編』、日本文芸社 Gコミックス、2004年を読む。

本書は、週刊漫画サンデーに連載されていた、悪徳商法と闘う女性弁護士のマンガ。 最近コンビニで見かける紙質のよくない単行本シリーズの一冊として出版された。

主人公は、少林寺拳法を使い、ハーレーを乗りこなし、豊満なボディを持った無頼弁護士・丸池(まるち)麗央(れお)。 そして、東大卒で消費者被害救済センターに勤める新米センター員の美女・松永ほのか。 以上のことで、このマンガがどういう雰囲気のものかは、言わずとわかることだろう。

取り上げられている悪徳商法は、宝石のデート商法、アダルトサイトの架空請求、原野商法被害者を狙った二次詐欺など。 事件の解決方法の方は、掲載誌のカラーに合わせてちょっと強引なものが多く微妙なところだが、世の中にどういう手口の悪徳商法があるのかを知るのには役に立つかも。

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2004.12.12

頭痛の結果

11月下旬くらいからしていた頭痛に関して、12月2日12月3日12月4日12月5日12月9日と記事に書いた。 この後、数日間、その診療と体調の関係で、記事の更新を休んでいた。

今日から、更新を再開し、ここまでの数日分も書いていく予定。 ご心配おかけしました。

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2004.12.11

すべてのまぼろしはキンタナ・ローの海に消えた

ジェイムズ・ティプトリーJr.著、浅倉久志訳、『すべてのまぼろしはキンタナ・ローの海に消えた』、ハヤカワ文庫FT、2004年を読む。

これは、ジェイムズ・ティプトリーJr.の連作ファンタジー。 舞台は、キンタナ・ロー。 そこに住む異邦人の元実験心理学者が、訪れた旅人から不思議な話を聞かされるというストーリーだ。

大学受験のときに地理を選択したとは思えないていらくだけど、まず、「キンタナ・ロー」と言っても、南アメリカの地理に詳しくないわたしには、どこだかはっきりしなかった。 本書に地図は付いているが、拡大されすぎていて、海岸沿いで、向かいに島があるのがわかる程度。 サーチして、調べてみたところ、地図によるとメキシコの東端らしい(参考: Quintana Roo, México maps)。

この土地における、アメリカ、メキシコ、マヤのややこしい関係が、軋轢をもたらす。 そして、海に関係したものが媒介して、こちら側と向こう側がつながってしまう。

向こう側のものは、醜悪だったり、現代人的な意味を超越していたりするにもかかわらず、魅力的だ。 それに関わってしまったものは、もはやこちら側での生は、ないも同然となってしまったりする。

そんな魔の物語。 それが、本書『すべてのまぼろしはキンタナ・ローの海に消えた』なのだ。

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2004.12.10

機動戦士ガンダム ガンダム vs. Zガンダム

PlayStation2のゲーム『機動戦士ガンダム ガンダム vs. Zガンダム』、バンダイ、2004年を買う。

これは、ガンダムとZガンダム(とガンダムZZ)をモチーフにした3Dのアクションゲーム。 プレイヤーは、モビルスーツのパイロットになって2対2のチームで戦う(一人でプレイするときは残りはCPUが担当)。 このシリーズは3作目になるが、適度な難易度のある操作で、思った通りにモビルスーツが動いてくれて、パイロットになった気分は、これまで出たことがあるガンダムのゲームの中では、このシリーズは最高に高いと思う。

また、2対2のチーム・プレイを取り入れたことで、ゲームの世界が飛躍的に広がった。 1対1だと、自分の技を極めるというベクトルが強くなる。 これは格闘ゲームが入り込んだ袋小路で、初心者の参加の壁になっていた。 2対2にしたことで、どうやって協力するかとか、機体の選び方とか、そういう工夫が必要となった。 相手も自分もすべてCPUでない4人でプレイすると、実に奥の深い世界が展開されるし、これはちょうどモビルスーツの戦いに合っていた。

ゲームとしては、基本的に、機体にコストが設定されていて、破壊された機体のコストが、600を越えると、そちらのチームが負けになる。 このためできるだけ600の範囲でギリギリになるように、コストを考えて機体を選んだりする必要が出て来る。 もちろん、コストだけがすべてではなく、相手や味方との機体の相性や、舞台など、いろいろな要素も絡んで来る。

そんな、ややこしい話も書いたが、一言で言って、プレイして楽しいゲーム。 新しい機体に慣れていないので、練習してから、ネットワーク対戦にも参加してみようという気に。

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2004.12.09

MRI検査

しばらく続いていた頭痛に関して、MRIの検査を受ける。

この手の検査には、X線CT、MRI、PETなどがあるが、それぞれX線、変動磁場、放射性物質を使う。 今回は、変動磁場をかけ、核磁気共鳴を利用して、水素原子などの位置を画像化するMRIによって、検査してもらった。 場所は、昔、画像診断関係の共同プロジェクトなどでお世話になった医院。

MRIの原理は知っていても、自分が診断されるのは今回はじめて。 検査は、機械に入って20分間じっとしているだけ。 ちなみに、この機械だが、強力な変動磁場を発生させ、これで核磁気共鳴を起こすため、ガリゴリと「工事現場」にでもいるような非常に大きな音を出す。 20分程度、狭くて、暗い場所で、大きな音を聞くのに耐えられない人には、この検査は向かないのだ。

さすがに、最初、でかい騒音にびっくりし、閉口したが、疲れまくっていたので、しまいには眠りこんでしまった。

検査では、脳の形、血管、加齢変化の見える3種類の断層画像を撮影した。 この断層画像を合成すると3次元の画像が生成される。 それぞれ説明とともに写真と3Dのビューアーでよく見せてもらった。 幸い、形が歪んだり、血管が切れたり、動脈瘤があったり、変質していたりするということはなかった。

結論としては、過労や睡眠不足やストレスによる頭痛ということ。 原因が明確になっただけでも、随分安心できた。

今回、頭痛でナーバスになっていたのにはわけがある。

昔、わたしの知人で、レイキのマスターティーチャーの資格も持っているという、ちょっとアレな小学校教員で、ゲシュタルト・セラピストもたまにやる人がいた。

この知人は、いろいろな悩みを抱え、自分でも自分がよくわからなかったのだろう。 そして、精神世界やセラピーも根本的な回答にはならなかったのだろうと、わたしは思う。 知人は、人生のマスターっぽく、かっこいい自分を演出していた。 しかし、実際にはシャイで、いろいろな壁にぶつかり、更に家庭や女性の問題も起こしていたのだ。

よく、「本当の自分」「自分に正直に」なんて話が、精神世界や、エンカウンター・グループみたいな思想を持ったセラピーでは言われることがある。 これは、ある意味、世間の慣習や常識に縛られているだけの人たちにとっては、振り返ってみて、よく考えてみてもいいことかもしれない。 しかし、そんな言葉や概念を真面目に受け取り、過剰に踊らされることにより、自分も親しい人も傷つける結果を生む可能性がある。 これは、精神世界やセラピーに関わる場合、極めて真剣に判断し、注意する価値があることだと思う。 たとえば、夫が、「本当の自分に正直に」なった結果、自分の家族がどうしても気に入らなかったり、他の女性をとても好きだったとしたら、どうするのか。 それを表現し、行動せよというのが、この手のものの、一つの典型的な指針だが、その結果までは責任を持ってくれない。 結局、ツケを払うのは、その言葉に踊らされた本人なのである。

わたしは、セラピーに何年間か参加していたことがある。 そこでは不倫の問題や、家庭崩壊や、親密になった参加者同士の恋愛トラブルをいくつか見てきた。 そういう問題があったり、そういう素養を持っている人たちの割合が、参加者に多かったのか。 それとも、「本当の自分」に振り回されるような「教義」を持ったセラピーに参加した結果、そういう問題が噴出したのか。 それはわからない。 また、「本当の自分」教の人たちは、仮に不倫だろうと、家庭崩壊だろうと、それが「本当の自分」に従ったものであるなら、甘んじて受けると言うかもしれない。 なお、ここでは「本当の自分」などと書いているが、これは教義によっては「天命」「天の声」「神の計画」「救世主の言葉」「ヴァジラヤーナ」などと置き換えることもできる。

さて、わたしの知人のその後だが、あるとき、展覧会に出展する作品を、すごいハード・スケジュールで作成していた。 そして、相当に強い頭痛がしていたのに、本当の自分に従って創作を優先し、医者に行かなかった。 そのとき、知人は、実は、クモ膜下出血を起こしていたのだ。 しかし、そのことを知らないまま、遂には還らぬ人となってしまったのである。

癒し手(ヒーラー)?

よりよき人生のアドバイザー(セラピスト)?

なんなんだろう、それって。 こんな話があっていいものか。 わたしはそう思わずにはいられない。

今回は、そのときのことが思い出された。 自らへの反省ともしたい。

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2004.12.08

FreeBSD Expert 2005

「FreeBSD Expert 2005」、技術評論社、2004年を買う。

FreeBSDの5.3RがSTABLEになったということで、いくつかのサーバを5.3Rに移行しようかという気になっている。 そこで、周辺的な事情をリサーチしようと思って購入した。 結構、デスクトップ環境の変化やportsの変遷により、設定ファイルや、インストールすべきものも異なってきているので、これは役に立った。

購入したもう一つの意図は、FreeBSDにおけるEclipseとJavaの状況を知ることだった。 昔はLinuxのエミュレーションで動かしていたJavaも、近年はネイティブで動くようになってきた。 また、Eclipseも最近バージョンが2から3へ上がり、プラグインなどの一緒にインストールすべきものも変化している。 これらに関しても特集記事が載っていて、参考になった。

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2004.12.07

ケータイは世の中を変える

T.コポマー著、川浦泰至、溝渕佐知、山田隆、森祐治訳+解説、『ケータイは世の中を変える -- 携帯電話先進国フィンランドのモバイル文化』、北大路書房、2004年を読む。

フィンランドは、携帯電話の普及が、一番早い時期に進んだ国だ。 たとえば、携帯電話のノキアは、フィンランドのメーカーである。

本書は、そんなフィンランドで行われた、携帯電話の社会学的、心理学的調査を一般向けに紹介した本だ。 どうやってケータイが使われているのか、スケジュールや待ち合わせの変化、短い文字メッセージの交換の世界、公共の場でのケータイの利用、人と人とのつながりに与えた変化などが、書かれている。 インタビュー記事の抜き書きも多く、生の声を感じられる。 また、日本での事情に関しても、日本の研究者により、章が付け加えられている。

書かれていることは、携帯電話の利用者にとっては、非常に当たり前のことが多い。 しかし、当たり前のことであっても、それをわたしたちは明確に言語化しているわけではなく、こうしてまとめられたものの存在は、何かを考えるときには非常に役に立つだろう。 当たり前の現象であっても、それをリーズナブルに言語化して説明することは、とても重要なのだ。

読んでいて気づいたのは、同じ現象でも、人によって全然異なった感想や意見を持っているということだ。 たとえば、公共の場でのケータイの利用に関する意見とか。 これもある意味、当たり前ではあるが、いろいろと考えさせられることが多かった。

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2004.12.06

諸星大二郎自選短編集

諸星大二郎著、『諸星大二郎自選短編集 -- 汝、神になれ鬼になれ』、集英社文庫、2004年、および諸星大二郎著、『諸星大二郎自選短編集 -- 彼方より』、集英社文庫、2004年を読む。

本書は、2001年に出た本の文庫版。 1970年代中期から、1990年代中期までの作品がそれぞれ収録されている。 『汝、神になれ鬼になれ』の方は伝奇っぽい作品が多く、『彼方より』は「生物都市」などの変な作品(ほめている)が多いが、必ずしも明確にカラーが分かれているわけではない。

わたしは、諸星大二郎の作品は、長編とか長期連載物とか、連作短篇を中心に読んでいた。 この短篇集には、これまで読んだことがなかった、噂に聞く昔描かれた傑作短篇が含まれていて、結構、個人的にはよかった。

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2004.12.05

眠り

先々々日先々日先日に引き続き、頭痛の話。

既に1日以上、やたらに眠くなってしまう痛み止めの服薬をしていないのだが、気分がハイになる方は治ったが、眠い方は相変わらず。 今日は、夕方まで眠ってしまった(それでも眠かったりする)。 なので、それ以外に話のたねがなかったりする。

うーむ・・・。

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2004.12.04

医者との相性

先々日先日に引き続き、頭痛の件。

薬を飲むと非常に眠くなってしまって、困る。 また、常態よりも、周囲への配慮がやや減少傾向にあり、気分がハイ気味に。 頭痛の方には特に効果はない。

どうも、渡された薬が効き過ぎているような雰囲気。 しかし、薬のデータを調べてみると、さして強力なものでもないので、薬との相性らしい。

いつものわたしだったら、ここで、病院に電話して相談し、より穏やかなものへ変更とか、分量を調節してもらうところ。 しかし、今回の先生は、ちょっとカリスマチックで、何を言っても、一方的に説得されそうな感が強く、どうも相談する気になれないのだった。

もちろん、そういう人もいていいかもしれない(実際、人気も高く評判もいい)。 しかし、わたしとは相性がよくなく、ちょっと真面目に心配した方がいい問題の場合には適切ではないような気がしてきた。

そこで、ちょっと遠方ではあるものの、昔の仕事の関係で知り合った、この業界では相当にレベルの高い技術のある先生に相談して、診療を受けようということにした。

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2004.12.03

眠い

先日、もらった薬を飲むと、眠くてしようがなくなる。

やたらに眠いんだけど、大丈夫なのか、これは?

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2004.12.02

頭痛

にぶい局所的な頭痛が続いていたので、医者に行く。

すると、「首だ!」とのお言葉。

ひぃ。

いや、先生、まだ何もお話していないんですが・・・(看護婦さんの問診には答えたけど)。

挙げ句、職業柄、やっていることを次々と言われて、ああ、そういう人は、首が曲がっていて、それが頭痛の原因なのだ! と肩や首を叩かれながら説教される羽目に。 ついでに、時間外にパソコンや本を読むのをやめるように言われたのだが、時間外の労働ばっかりのわたしにそれだと、商売上がったりなんですが。

それにしても、うーん、カリスマチック。 待合室にも中高年の患者が多いが、こういう断言系の人が求められているのか?

診断の方、本当に大丈夫かなと思いつつ、次回、MRIを撮影してくれることになったので、とりあえず、その結果だけは見て置こうかという気に。 核磁気共鳴のMRIじゃなくて、強いX線でクルリン撮影のCTだったら、さすがに考えたかもしれない。

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2004.12.01

アクセス探偵IHARA

エンターテイメント情報セキュリティコミック「アクセス探偵IHARA -- マンガでわかる! 情報セキュリティ」、技術評論社、2004年を読む。

本書は、ネットワークセキュリティの専門家のIHARAが、さまざまな事件に挑むというコミック+解説のムック。 取り上げられている事件は、盗聴、ショルダークラックキング、無線LAN盗聴、フィッシング詐欺、セキュリティホールをついたトロイの木馬型のバックドアなど。 それぞれ、解説が付いていて、ツールも紹介されているが、破る手法の方はともかく、解析するツールの方はこれまであまり知らないものが多かった。 この解説を理解するのにはある程度の知識が必要だと思う。

ふと思い出したが、あるとき、家庭内パソコンにおける、家庭「内」での情報セキュリティという、すごーーく難しい問題に関して、質問を受けたことがあり、それが妥当な範囲ではそこそこの対応で済む話だが、究極にはどのくらい困難な話かを説明したことがあった。 ここからが本題なのだが、その方から、別な機会に、HTTPDのログをアヤシいサイトが取っているらしいが、そういうサイトにアクセスしても平気かという質問もいただいた。 その時は、そもそも、アクセスログなんて、普通、みんな取っているもので、別にアヤシいサイトに限らない。 見ていることがバレて困るなら、普通に閲覧する分には、身元が明確になる職場や学校や所属団体のネットワークから見ない方が無難。 変な書込みをして、相手が本気になり、かつ違法性があるようなことだったりすると、身元をプロバイダに照会されてバレる可能性がある。 要は節度を持って利用すべしということだと説明した記憶がある。 ところが、この説明は十分に難しく理解が困難だというコメントをいただいた。 もしも、それが一般的な反応だとすれば、たぶん、この本の内容も、一般的な人にとっては難しすぎるだろうと思う。

ちなみに、マンガの方は、絵はともかくとして、「G.C.C.グニューコーピー メイド喫茶 ハニーPOT」なんていう店をはじめとして、微妙なネタがいろいろ出て来る。

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