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2004.12.09

MRI検査

しばらく続いていた頭痛に関して、MRIの検査を受ける。

この手の検査には、X線CT、MRI、PETなどがあるが、それぞれX線、変動磁場、放射性物質を使う。 今回は、変動磁場をかけ、核磁気共鳴を利用して、水素原子などの位置を画像化するMRIによって、検査してもらった。 場所は、昔、画像診断関係の共同プロジェクトなどでお世話になった医院。

MRIの原理は知っていても、自分が診断されるのは今回はじめて。 検査は、機械に入って20分間じっとしているだけ。 ちなみに、この機械だが、強力な変動磁場を発生させ、これで核磁気共鳴を起こすため、ガリゴリと「工事現場」にでもいるような非常に大きな音を出す。 20分程度、狭くて、暗い場所で、大きな音を聞くのに耐えられない人には、この検査は向かないのだ。

さすがに、最初、でかい騒音にびっくりし、閉口したが、疲れまくっていたので、しまいには眠りこんでしまった。

検査では、脳の形、血管、加齢変化の見える3種類の断層画像を撮影した。 この断層画像を合成すると3次元の画像が生成される。 それぞれ説明とともに写真と3Dのビューアーでよく見せてもらった。 幸い、形が歪んだり、血管が切れたり、動脈瘤があったり、変質していたりするということはなかった。

結論としては、過労や睡眠不足やストレスによる頭痛ということ。 原因が明確になっただけでも、随分安心できた。

今回、頭痛でナーバスになっていたのにはわけがある。

昔、わたしの知人で、レイキのマスターティーチャーの資格も持っているという、ちょっとアレな小学校教員で、ゲシュタルト・セラピストもたまにやる人がいた。

この知人は、いろいろな悩みを抱え、自分でも自分がよくわからなかったのだろう。 そして、精神世界やセラピーも根本的な回答にはならなかったのだろうと、わたしは思う。 知人は、人生のマスターっぽく、かっこいい自分を演出していた。 しかし、実際にはシャイで、いろいろな壁にぶつかり、更に家庭や女性の問題も起こしていたのだ。

よく、「本当の自分」「自分に正直に」なんて話が、精神世界や、エンカウンター・グループみたいな思想を持ったセラピーでは言われることがある。 これは、ある意味、世間の慣習や常識に縛られているだけの人たちにとっては、振り返ってみて、よく考えてみてもいいことかもしれない。 しかし、そんな言葉や概念を真面目に受け取り、過剰に踊らされることにより、自分も親しい人も傷つける結果を生む可能性がある。 これは、精神世界やセラピーに関わる場合、極めて真剣に判断し、注意する価値があることだと思う。 たとえば、夫が、「本当の自分に正直に」なった結果、自分の家族がどうしても気に入らなかったり、他の女性をとても好きだったとしたら、どうするのか。 それを表現し、行動せよというのが、この手のものの、一つの典型的な指針だが、その結果までは責任を持ってくれない。 結局、ツケを払うのは、その言葉に踊らされた本人なのである。

わたしは、セラピーに何年間か参加していたことがある。 そこでは不倫の問題や、家庭崩壊や、親密になった参加者同士の恋愛トラブルをいくつか見てきた。 そういう問題があったり、そういう素養を持っている人たちの割合が、参加者に多かったのか。 それとも、「本当の自分」に振り回されるような「教義」を持ったセラピーに参加した結果、そういう問題が噴出したのか。 それはわからない。 また、「本当の自分」教の人たちは、仮に不倫だろうと、家庭崩壊だろうと、それが「本当の自分」に従ったものであるなら、甘んじて受けると言うかもしれない。 なお、ここでは「本当の自分」などと書いているが、これは教義によっては「天命」「天の声」「神の計画」「救世主の言葉」「ヴァジラヤーナ」などと置き換えることもできる。

さて、わたしの知人のその後だが、あるとき、展覧会に出展する作品を、すごいハード・スケジュールで作成していた。 そして、相当に強い頭痛がしていたのに、本当の自分に従って創作を優先し、医者に行かなかった。 そのとき、知人は、実は、クモ膜下出血を起こしていたのだ。 しかし、そのことを知らないまま、遂には還らぬ人となってしまったのである。

癒し手(ヒーラー)?

よりよき人生のアドバイザー(セラピスト)?

なんなんだろう、それって。 こんな話があっていいものか。 わたしはそう思わずにはいられない。

今回は、そのときのことが思い出された。 自らへの反省ともしたい。

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コメント

過労でも頭痛になるんですか。しばらく前に頭痛がしたことがあったし,9月に北の方に出張した折り,高台の飛行場へ飛行機が下降しているときに堪え難い頭痛と動脈の振動のようなものを感じたのですが,その後医者に聞いたところ,エコノミー症候群ではあり得ない症状で別な要因だと言われました。その後そのような症状にあったことはないです。
さて,何かを盲目的に信じることができる人は,本人は幸福なんだろうと僕は思います。なかなか盲目的に信じることができずにウダウダと迷いながら生きているものにとっては生は苦しみに感じることもあります。
しかし,盲目者の周りは迷惑なことはなはだしかりかもしれません。

投稿: sok | 2005.01.16 23:33

頭痛といっても、いろいろと原因があるみたいです。今でも時々痛くなるので、気をつけて養生していきたいところです。

参考: 病気と予防「片頭痛・緊張型頭痛」

投稿: ちはや | 2005.01.17 12:21

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11月下旬くらいからしていた頭痛に関して、12月2日、12月3日、12月4日、12月5日、12月9日と記事に書いた。 この後、数日間、その診療と体調の関係で、... [続きを読む]

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