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2004.12.07

ケータイは世の中を変える

T.コポマー著、川浦泰至、溝渕佐知、山田隆、森祐治訳+解説、『ケータイは世の中を変える -- 携帯電話先進国フィンランドのモバイル文化』、北大路書房、2004年を読む。

フィンランドは、携帯電話の普及が、一番早い時期に進んだ国だ。 たとえば、携帯電話のノキアは、フィンランドのメーカーである。

本書は、そんなフィンランドで行われた、携帯電話の社会学的、心理学的調査を一般向けに紹介した本だ。 どうやってケータイが使われているのか、スケジュールや待ち合わせの変化、短い文字メッセージの交換の世界、公共の場でのケータイの利用、人と人とのつながりに与えた変化などが、書かれている。 インタビュー記事の抜き書きも多く、生の声を感じられる。 また、日本での事情に関しても、日本の研究者により、章が付け加えられている。

書かれていることは、携帯電話の利用者にとっては、非常に当たり前のことが多い。 しかし、当たり前のことであっても、それをわたしたちは明確に言語化しているわけではなく、こうしてまとめられたものの存在は、何かを考えるときには非常に役に立つだろう。 当たり前の現象であっても、それをリーズナブルに言語化して説明することは、とても重要なのだ。

読んでいて気づいたのは、同じ現象でも、人によって全然異なった感想や意見を持っているということだ。 たとえば、公共の場でのケータイの利用に関する意見とか。 これもある意味、当たり前ではあるが、いろいろと考えさせられることが多かった。

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