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2005.01.06

金魚屋古書店 1

芳崎せいむ著、『金魚屋古書店 (1)』、小学館 IKKI COMICS、2005年を読む。

本書は、マンガ専門の古書店・金魚屋を舞台にした物語。 古書店と言ってもいろいろあるが、金魚屋は、一見、町の小さな古書店。 しかし、店内には古いマンガがそろえられ、地下の倉庫にはたくさんのマンガが収められている、そんな古書店だ。 その古書店で、マンガへの熱い想いに支えられた出来事が起こるのを描いたのがこの作品。 出て来るマンガは、全部実在のものだ。 たとえば、本書の場合、杉浦日向子の『百日紅』やジャン・ジロー(メビウス)の『Blueberry』などなど。

なお、『金魚屋古書店出納帳 (上・下)』というのもあり、本書はこの続編。 一応、単独でも読めるが、『金魚屋古書店出納帳』を読んでおいた方が、登場人物のディテールがよくわかり、味わいが深くなると思う。

ちなみに、「月刊まんがの森」の2005年1月号、vol.84には芳崎せいむのインタビューが掲載されている。

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