星界の戦旗 IV 軋む時空
森岡浩之著、『星界の戦旗 IV 軋む時空』、ハヤカワ文庫JA、2004年を読む。
遥かな未来、宇宙航行に適するように遺伝子改造した人類の子孫・アーヴは銀河の一大勢力になっていた。 他の人類の子孫たちとの、銀河の覇権をかけた戦いを、アーヴの側から描いたのが、《星界》シリーズ。 主人公は、アーヴの皇族の少女ラフィール。 そして、居住星系がアーヴに征服され、そのときの交渉により、星系の所有者になったものの、居住者たちの反発を受けることになった少年ジント。 この2人の出会いと成長とアーヴの文化と星間戦争を、このシリーズでは描き続けてきた。
本書は、前作が出てから約4年近くもかかってしまった。 時間は経過しているものの、作風は変わらず、素直に続編として読むことができる。 今回は、三ヶ国連合との戦いが描かれ、その一方で、売国の申し出という政治的戦略的な出来事が発生する。 この売国の申し出が発端で、戦局に一大変化が発生し、次巻に続くという感じ。
ちゃんと次巻が順調に出ますように。
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