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2005.02.05

Another Century's Episode

PlayStation2用のゲーム「Another Century's Episode」、バンプレスト+フロム・ソフトウェア、2005年を買う。

本作は、逆襲のシャア、劇場版ナデシコ、レイズナー、ガンダムW、ダンバイン、ドラグナー、Zガンダム、エルガイム、ブレンパワードのロボットを、それぞれのパイロットになって操れる3Dのゲーム。 「アーマード・コア」のフロム・ソフトウェアが開発に参加しているため、ちゃんとマシンが動く。

けっこう、この手の寄せ鍋ゲームにしては、それぞれの機体の特徴が出ていたり、敵の機体もツボを押さえていていい感じ。 ゲームをすすめると、敵の機体も使えるようになり、これだけの機体が操作できるのは、楽しい。

でも、操作感覚は、ちょっと表現がわかりにくい感じがした。 具体的には、平面方向の移動と、上昇下降の感覚が違うこと。 機体の方向の他に視点の方向をいじれるのだが、これが混乱しやすいこと。 また、攻撃の命中とダメージの表現も、自他ともにわかりやすくない。

それから、「強さ」の表現というのは、そもそもヒーロー物では難しいのだが、その軛からは逃れられていない。 たとえば、ヒーロー物の場合、ヒーローの機体の性能とヒーローの操作技術が高いことにより、多数の敵に打ち勝つことができる。 しかし、これをゲームにすると、機体性能はともかく、一般人が操作するため、ヒーローの操作技術はさほど期待できなくなる。 すると、ヒーロー機体は異常に打たれ強くなり、敵の雑魚は異常に打たれ弱く、動きが鈍くて、頭が悪い行動を取らせる必要が出てくる。 あまりに、動きが鈍くて、頭が悪い敵を相手にしているゲームは、作業になってしまって、楽しくないので、バランスが難しい。 また、敵のボスに関しても、あまり操作技術を高くすることは、一般人が操縦するヒーロー機体の攻撃が当たらなくなるので、できない。 すると、結局、敵も味方も、強さというものを、打たれ強さ(あるいは逆に火力)で表現することになってしまう。 これは、本作でも同様。

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