UMAハンター 馬子 完全版 1、2
田中啓文著、『UMAハンター 馬子 完全版(1)、(2)』、ハヤカワ文庫JA、2005年を読む。
本書は、大阪の芸人のおばはん蘇我家馬子が、弟子のイルカと、不老不死の秘密を辿って、全国UMA巡りの旅をするというお話。 SFというか、ミステリーというか、「しょうもないオチ」(ほめ言葉)のつく話というか、そんな感じ。
このシリーズは、もともと学研M文庫や、ウルフ・ノベルス、e-Novelsなどで展開していたが、出版事情によりとまっていた。 それが、今回、最後に2話を付け加えて完全版として完結した。 特に、2巻の方は、既刊に収録されていた「闇に光る目」が加筆され、新作の「ダークゾーン」「史上最大の侵略」のボリュームは、あわせて普通の単行本1冊分くらいある。 「史上最大の侵略」は、これまでとやや雰囲気が異なり、怪獣特撮物にもなっている。
「しょうもない」話が好きな人向き。
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