BLOOD ALONE (1)
高野真之著、『BLOOD ALONE (1)』、メディアワークス 電撃コミックス、2005年を読む。
吸血鬼を題材にした作品は、最近多いが、本書は、それを美少女ものとして具象化したコミックス。 過去に事件に巻き込まれて吸血鬼になった少女ミサキと、同じく事件に巻き込まれて特殊な眼を持つことになった小説家のクロエ。 この二人のまわりに起こる事件を物語の推進力としながら、大人の男性と少女の間の、恋とも愛とも愛情とも友情ともいいがたい気持ちの交流を描いている。
血縁関係が離れた『Papa told me』というか、極端な話、ブラックジャックとピノコにさかのぼる王道パターンと言えると思う。 そのパターンの中で、本作の場合は、少女のかわいさを、とにかく積極的に描いているのが特徴。 作者の絵が好きなら、おすすめだと思う。
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