魔女っ子☆ジロ
日の本(ひのもと)也(なり)著、『魔女っ子☆ジロ』、光彩書房 光彩コミックス、2005年を読む。
最近、オタクかつタレントの中川翔子の怒濤の勢いで更新されている「しょこたん☆ぶろぐ」の影響で、太田貴子の「囁いてジュテーム」とかをひっぱり出して聴きまくっている。 当時、そんな言葉はなかったけれど「魔法の天使クリィミーマミ」は、まぎれもなく萌えだったと思う。 芸能ものと魔法をもらった少女という組み合わせ、ファンタジーやSFの要素を持ったストーリー。 高田明美のセンスが光るキャラクターデザイン。 太田貴子のクセのある独特の声としゃべり方。 今見れば、いろいろとあらが目立つかもしれないが、当時は確実に一つのエポックだった。
それで、思わず「魔女っ子」という単語で手に取ってしまったのが、本書だ。 本書は、はっきり言って、ボーイズものだ。 本番まであるボーイズものである。
「魔女っ子」と言っているが、主人公のジロは男。 たぶん、正しいタイトルは『魔女装っ子☆ジロ』。
魔法使いたちのすむ森で、ある日拾われたジロは、エラい人に女の子と勘違いされたまま育てられることに・・・。 大きくなって人間界に修行にやってきたジロは、女装して高校に通いながらがんばっている。 で、ジロは生徒会長の慎一とボーイズラブな関係(物語の冒頭から)。 エッチをすると魔法の力が相手に移動してしまうとか、そんなこんなな事件を通じながら、二人の関係が深まっていくというのが、本書だ。
思えば、魔法使いサリー、魔女っ子メグちゃん、・・・、随分遠くへ来てしまったようだ。
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