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2005.03.30

ウェブログの心理学

山下清美、川浦康至、川上善郎、三浦麻子著、『ウェブログの心理学』、NTT出版、2005年を読む。

本書は、日本でインターネットなどのコミュニケーションを研究している社会心理学者による、ウェブログの本。 本書では、ウェブログは広義にはウェブ日記で、狭義にはウェブログツールによるページという感じ。 内容は、コンピュータを通じたコミュニケーションの特性、WWWのコミュニティの歴史の中のウェブログ、ウェブログの社会心理学的分類と書き続ける駆動力の分析、ウェブログの現在進行形の姿など。 付録として、ウェブログを読み始める、書き始める人向きのアドバイスと、年表が付いている。

この本では、特に、コミュニケーションの観点からみたウェブページのツールの特性や、どのようなコミュニティがネットで形成されてきたかなどについて、具体的に力点を置いて書かれている。 また、著者の一部は、以前からウェブ日記の研究を行っており(サイバー空間における日記行動報告書)、そのときの継続で、記述内容については事実と心情、書き手の意識が自己へ向かっているものと他者との関係に向かっているものという分類で、ウェブログの書き手に対するアンケートを行い、その結果を分析している。 それは非常に簡単に言えば、いろいろなタイプの書き手がいるが、いずれも読者からのなんらかのフィードバックがウェブログを続けるドライビング・フォースの一部になっているということ。

書いて公開している以上は、他者に対して何らかの影響があったという、なにかしらの実感があれば、励みになるということなんだろう。

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