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2005.04.02

人脈づくりの科学

安田雪著、『人脈づくりの科学 -- 「人と人との関係」に隠された力を探る』、日本経済新聞社、2004年を読む。

本書は、以前取り上げた『新ネットワーク思考』『スモールワールド・ネットワーク』の、組織論版のような本。 個々の人間の属性よりも、その織りなす人的ネットワークにフォーカスすると、何が見えてくるのかを、転職に関する「弱い靭帯」の理論やスケールフリー・ネットワークの知見を元に紹介している。

本書で紹介しているいくつかの人的ネットワークの研究成果はおもしろい。 組織内で評価される人のネットワークの状況とか、実名で紹介されている人工知能研究者のネットワークの話とか。

しかし、研究成果から、教訓を導き出すところは、それって(因果関係などが)本当なの?とか、それって実際に可能なの?というものになっていて、なかなか悩ましい。 たぶん、人脈が作れない人には、作れない理由があるのだろう、才能とか、運とか、キャラクターとか、嗜好とか。 それで、それはネットワーク全体が見えるかどうかということとは、ちょっと性質が異なることなんじゃないかという気がする。

それから、ネットワークの分析は、現在、組織がどうなっているのかを分析するのにはおもしろい方法だと思った。 だけど、そこから、組織の改善までへの道のりは、現状ではまだ難しいような気が。

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