成長のための効果的(な)方法
ふと思い立って、エリック・H・マーカス著、国谷誠朗編訳、『成長のための効果的(な)方法』、チーム医療、1990年を再読する。
本書は、JICE(立教大学キリスト教教育研究所)から出ていたJICEシリーズV『ゲシュタルト・セラピー入門』、『誘導イメージ』(1980)、JICEシリーズVII『対話の秘訣』(1981)などを3冊を一つにまとめたもの。 『対話の秘訣』は、神経言語プログラミング(NLP)に関する内容だ。 それぞれ二十数年前に書かれたものだが、非常に簡潔にまとめられていて、わかりやすい。
特にNLPに関しては、ゴテゴテ余計なことが書かれていて話の焦点がはっきりしない本が多いが、本書におさめられた『対話の秘訣』は非常に明確。 NLPというのは、セラピーの達人の技を分析してその秘訣を明らかにしたものという宣伝が建前になっているが、たいがいの本ではむしろ話がややこしくなっていて、それっておかしいのではという気がしてくる。 いや、そもそも調べてみたけどセラピーとして有効とは思われなかったとか、理論の正しさが確認できなかったという話もあるくらいなので、アレですが。
久々に読み返したけど、薄いながらもいい本なのではと思った。
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