魔法遣いに大切なこと 太陽と風の坂道 3
山田典枝原作、よしづきくみち作画、『魔法遣いに大切なこと 太陽と風の坂道 (3)』、角川コミックス ドラゴンJr.、2005年を読む。
《魔法遣いに大切なこと》シリーズは、地方にスポットをあて、魔法が一般に認知された世界で、不器用な少女が、自分で持っているけれど、うまく遣いこなせていない魔法との折り合いをつけていく成長の物語・・・のはずだと思っていた。 ところが、この長崎を舞台にした「太陽と風の坂道」は、ここ、3巻に来て、もはやほとんど魔法が出てこない状態になっている。
この巻で描かれるのは、高校生の複雑に絡み合った三角、四角、・・・N角関係。 誤解が誤解を呼んで、こじれていく。 しかも、登場人物のうち、一人もうまくいっていない。 今後、多くの登場人物にとっては、諦念な結末が待っていそうな気配が漂う。
うーん、大丈夫なんでしょうか。
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