月迷宮 恋月姫人形展
浅草橋の近くのLucite Galleryで17日までやっている恋月姫の人形展「月迷宮」を見に行く。
これは、恋月姫という、人形作家の方の作品を何十体も展示している催し物だ。 飾られている人形は、ビスク、すなわち焼き物で、球体関節を持ち、少女の形をしている。 人形は、基本的にゴシック系の服を着せられている。
会場のLucite Gallery(ルーサイト・ギャラリー)は、元は芸者の市丸の家で、古き昭和のおしゃれな感覚が呼び覚まされる空間。 窓からは隅田川が見え、近くを走る総武線の震動が伝わってくる。 この不思議な空間に、ふしぎできれいでこわい人形たちが、たたずんでいる。
恋月姫さんの作品を、写真ではなく実物で見たのは、今回がはじめてだったが、すごかった。 眼、肌、指。 特に睫毛や、足の指一本一本にまでこだわって作られているのだが、これが圧倒的な情報量で迫ってくる。 また、足の裏や、なかなか普通の状態ではわからない腰の様子がわかる展示作品もあったが、これもこだわり具合がすごい。
実物を見て、いろいろと驚いた。
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