mystery classics 〜甦る名探偵達〜 アルセーヌ・ルパン編 I
森元さとる著、『mystery classics 〜甦る名探偵達〜 アルセーヌ・ルパン編 (I)』、講談社コミックス、2005年を読む。
本書は、ミステリーの古典を、コミックス化するという企画のシリーズ。 ちなみに同時刊行は『ブラウン神父編 (I)』だった。
子供の頃には、古典的な探偵小説を短く簡単にしたものが、子供向け雑誌のふろくなどに付いてきた記憶がある。 それを読んだのがきっかけで、図書館できちんとしたバージョンを借りて読んだりしていた。 このシリーズは、そんな記憶を甦らせてくれるような気がする。
本書におさめられているのは、「赤い絹の肩掛け」「バカラの勝負」「テレーズとジェルメーヌ」「七人のきこり」の4編。 「七人のきこり」はルブランの作でもないし、ルパンものでもない。 タイトルが『アルセーヌ・ルパン編』となっているので、できれば、全部ルパンものにして欲しかったような。
この作者の方、絵柄に特徴があって、ときたま口を描き忘れたようなコマがあるのだが、これって意図的にこうしているのかな??? なお、本書は、あくまでダイジェストなので、そこには限界があるので、それは納得の上読んだ方がいいだろう。
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