ボクを包む月の光 -- ぼく地球 次世代編 -- 1
日渡早紀著、『ボクを包む月の光 -- ぼく地球 次世代編 -- (1)』、花とゆめCOMICS、2005年を読む。
本書は、『ぼくの地球を守って』の後日談。 『ぼくの地球を守って』は、1987年から1994年まで連載された作品。 地球を観測する基地に派遣された異星人の調査グループが、母星が滅び、自分たちも伝染病で次々と死んでいく。 そして、地球人として転生して・・・という設定。 ところが、異星人、超能力、転生などを取りあげながらも、描いていたのは、転生後にまで引きずる激しい愛憎劇だった。 個人的には、非常に好きな作品で、よく読んでいた。 その後日談が、本書だ。 基本的に、『ぼくの地球を守って』を読んでいないとわからないと思う。
主人公は、小林輪と亜梨子の息子・蓮、そして未来路の娘・カチコ、昔の主人公たちも出てくる。 描かれているのは、子どもたちを見守る前世の魂。 いいお話になっている。
小林輪と亜梨子の能力は、衰えを知らないが、前世との距離はとれている。 一方で、残りの転生メンバーは、非常に前世を引きずっているところが、なんとも感慨深い。
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