消費者はなぜだまされるのか
村千鶴子著、『消費者はなぜだまされるか -- 弁護士が見た悪質商法』、平凡社新書、2004年を読む。
本書は、悪質商法の最近の状況、主なパターン、対応するための法律、消費者・事業者・行政への提言といった内容を、コンパクトにまとめた本。
近年、消費者保護基本法、消費者契約法、特定商取引法などが制定され、悪質商法に対応しやすくなった。 クーリングオフ期間は短いが、これは適切に契約がなされてからの期間であり、不適切な契約の状態が継続していれば取り消せることもあるというのは、かなり重要なポイント。 また、電話勧誘などは、最初に目的などを告げる必要があったり、断っても続けたり、再度かけてきたりすれば、アウトというのはなかなかありがたい。 ただし、「特定商」なので、物品によってはこの限りではない。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント