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2005.06.13

カナリア

先日、映画「カナリア」を観た。

この映画は、テロを起こしたカルト教団ニルヴァーナで育てられた兄妹が、児童相談所に引き取られ、その後、祖父と祖母に引き取られる。 しかし、反抗的な兄の引き取りを祖父は拒否。 兄と妹は離れ離れになる。 兄は、妹を取り返すために、児童相談所を逃げ出し、遠くにある祖父の家を目指す。 その途中で、援助交際中にトラブルに巻き込まれた少女と出会い、二人で旅をすることになるというストーリー。

ニルヴァーナは、オウム真理教のイメージで構成され、ヘッドギア、どこか綻びを見せる教団施設、独房、修行シーンなどが印象的に描かれる。 特に、信者の論理で信者が語る、信者のリアリティが個人的には感慨深かった。 脱会し、過去を総括してしまった元信者たちの、ふわふわとした脆さも印象的だった。

かつてカルトで過ごし、カルトの教えが頭の中で巡りながら見る現実は、少年の心に軋轢をもたらすだろう。 言葉少なく、だまって、とがった眼をした少年の心の内を想い、胸が重くなるのを感じた。

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