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2005.07.21

カーニヴァル化する社会

鈴木謙介著、『カーニヴァル化する社会』、講談社現代新書、2005年を読む。

本書はMIYADAI.comの管理人や『暴走するインターネット』(この本の著者の写真と本書の写真は同じ人なのかというくらい違う)で有名な鈴木謙介の最新刊。

本書で扱われている話題は、フリーターやニートの構造、データベース・システムと自己の相互作用、ケータイやSNSに見る繋がりへの志向、祭(まつり)的なるものの流行など。

特に、神聖なる「やりたいこと」は見つからなかったり、あっても到達困難だったりする現実と、それでも就職の際には自己アピールとして「やりたいこと」を提示するように迫られるという、引き裂かれる状況があるという分析には納得した。 それ以上の内容に関しては、あまり説得力を感じなかった。

他人に迷惑をかけなければ何をしてもよかったり、何でも挑戦できたりしても、結局、実際にはそんな大したことはできなかったりする現実で、どうするかというところの困難さを感じた。

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鈴木謙介、講談社(講談社現代新書)、東京、2005  3つの問題(雇用問題、監視社会、携帯電話中毒)を述べた後に、「日常の祝祭化」について論じられております。「日常の祝祭化」とは、次のようなことが例としてあげられています。 ・イラク人質バッシング ・拉致被害者バッシング ・サッカーワールドカップにおける客の狂乱 ・阪神タイガース優勝の際のお祭り騒ぎ  古い言葉で言うと「熱しやすく、冷めやすい」状態が、日本中... [続きを読む]

受信: 2005.07.31 10:22

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