秘密結社
越智道雄著、『秘密結社 -- アメリカのエリート結社と陰謀史観の相克』、ビジネス社 B選書、2005年を読む。
本書は、アメリカにおける結社と陰謀史観の政治活動との関わりを紹介した本。 アメリカの建国から、今日に至るまでの話が書かれているが、巷に出回っている本の大半と異なり、陰謀史観に基づいていないというのが、本書の大きな特徴だ。 一部のエリートの集団である結社のメンバーが、アメリカ政治のブレーンとして活躍してきた様子が、非常に詳しく書かれている。
ただ、非常に残念なことに、本書は読みにくい。 膨大なデータが、少ない分量の文章に突っ込まれているが、少なくともわたしにはその意味を理解することは困難だった。
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