ケータイくんといっしょ
柳原望著、『ケータイくんといっしょ』、花とゆめCOMICS、2005年を読む。
本書は、家庭用の小型ロボット「まるいち」を題材にして、人間ドラマを描いた『まるいち的風景』の柳原望の最新刊。 お話は、謎のウィルスが発生。 このウィルスは、感染者のケータイに影響して、ケータイを擬人化させるという変な特徴を持っている。 ケータイは、感染者が心地よく感じるような人格になるらしいが・・・というもの。
ケータイは、基本的にコミュニケーションのツールだ。 本書では、擬人化したケータイが、家族や恋人の間で、ちょっとずつそのコミュニケーションを変えていく。 相手のことを好きだったり、大事に思うからこそ、難しいコミュニケーションが、間に変なデバイスがはいることで、見え方が変わってくる様子が描かれる。
なお、TIMEのアジア版のロボット特集に載った「まるいち」シリーズの短編も収録されている。
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