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2005.07.09

現代SF1500冊 乱闘編1975-1995

大森望著、『現代SF1500冊 乱闘編1975-1995』、太田出版、2005年を読む。

本書は、翻訳家、書評家の大森望のSFの書評に関する文章を集めた本。 10月には続編の『回天編1996-2005』が出版予定とのこと。

収録されているのは、「奇想天外」誌などに掲載された「海外SF問題相談室」(1987〜1991年)と「本の雑誌」に掲載された「新刊めったくたガイド」のSF時評(1990年〜)が中心になっているので、タイトルでは「1975-1995」と書かれているが、1987〜1995年の間に出たSFの書評が中心だと思えば間違いない。

とは言え、「10分でわかる翻訳SF出版史1975-1989」というコラムも収録されている。 言わば、1987〜1995年の分は「電車男」の全ログのようなもので、1975〜1989年の分は新潮社版「電車男」に相当するダイジェスト編集版が付いているといった具合。 もちろん、前者の方も各年ごとに総括がついていて便利だ。

ライブ感覚全開の1987年以降の書評を読んでいると、あの時代が思い出されて、感慨深い。 それから、絶賛されている小説のうちのいくつかは、今では誰も名前を思い出さず、ベストの投票でも顧みられることもなく、小説家自体が非常に短命に終わってしまったものもある。 よくあることなのだろうけど、寂しい気持ちになってしまった。

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