オクタゴニアン 1
杉浦守漫画、大塚英志原作、『オクタゴニアン (1)』、角川コミックス・エース、2005年を読む。
本書は、主人公が、昭和天皇の元影武者でそっくりさん、共産主義者だけど共産党を壊滅させたスパイMという、むちゃくちゃヤバいコンビのコミックス。
舞台は、終戦直後の日本。 扱っている話も、東條英機、帝銀事件と731部隊、南朝天皇と柳田國男の弟子たち、共産党と下山事件。 しかもすべてGHQがからみ、更にオカルト風味のストーリーになっている。 かつて日本の戦時を構成したものたちが、オルタナティブな世界の戦後に関わっていく。
ときにはファシズムのガソリンにもなりかねない、オカルトをまぶしながら進んでいくストーリーの行く先に期待したい。
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