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2005.08.08

雲のむこう、約束の場所 新海誠 2002-2004

渡辺水央構成、『雲のむこう、約束の場所 新海誠 2002-2004』、ぴあ、2005年を読む。

本書は、長編アニメ映画「雲のむこう、約束の場所」のムーブメントと監督である新海誠に対するインタビューをまとめたもの。 新海誠と言うと、ゲーム会社に勤務し、独立して「ほしのこえ」をほとんど一人で制作して注目を浴びたことで有名。 本書のインタビューでは、いかにしてアニメ制作者になったか、そして初期作品から最新作の「雲のむこう、約束の場所」に関するものなど、多岐に渡っている。

「ほしのこえ」も「雲のむこう、約束の場所」も、日常からちょっとだけ離れた世界で、心情を描いている。 これらの作品を見ると、個人的には何かしら不思議な感情が喚起されるような、何かの雰囲気がそこにある。 それが何なのか、本書を読んでもやはりわからなかったのだけれど、SFや村上春樹との微妙な距離感の保ち方がいい感じのスパイスになっているような気がした。

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