一瞬で信じこませる話術 コールドリーディング
石井裕之著、『一瞬で信じこませる話術 -- コールドリーディング』、フォレスト出版、2005年を読む。
石井裕之氏は、NLP(神経言語プログラミング)などを学んだ人。 本書では、その場で相手の情報を巧妙に引き出して、あたかも何かすごい能力で当てたかのように相手に思わせる技術であるコールド・リーディングのテクニックを紹介している。 NLPは、コールド・リーディングを教えていると揶揄されることもあり、そういう意味ではなんというか、かんというか・・・。
本書で紹介されているテクニックは、勝手に人が都合のいい部分だけを記憶してくれたり、思い込んでくれたりするのを巧妙に使っている。 そして、誰にでも当てはまるようなリーディングを告げたり、リーディングがはずれたのをそうは思わせない会話のつなぎ方、勝手に情報を話してくれるような質問の仕方などが紹介されている。
なんだかんだ言っても、どことなく不誠実な雰囲気のするテクニックだと思う。 このようなテクニックを使うと、場合によっては返って著しく信用を失うことは、使おうとする人は理解しておいた方がいいと思う。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント